1995年の古雑誌

古雑誌を読んでいたら、長者番付がでてました。このころは高収入の人たちの納税額が公表されていました。いま思うとヘンな制度です。やっかまれるだけ。このあとすぐに長者番付は未公開になります。いま年収がわかるのは野球選手ぐらいです。

当時、芸能関係の最高額は某有名カリスマ歌手の遺族。アーティスト界のトップである平山郁夫先生には適いませんが、遺族の納税総額でみると良い勝負です。歌手のほうが儲かるんだなあと感心してしまいました。ただ、当時はCDと言うキラキラする円盤が売れてましたけれど、2014年の今はそれほど売れていません。カラオケからの収入や放送からの収益が定期的に入りますが、当時ほどはもらっていないでしょう。やっぱりシンガーソングライターは歌唱印税と作詞作曲権利を持っているので強いです。あと平山郁夫最強。欲しくないけどいただける物ならいただこうと思います。94年の資料で漫画家を並べると冨樫義博-井上雄彦-高橋留美子の順。間に宗教家と作曲家の秋本康が入ります。このくらい儲かると痩せないね。あと連載を落としても平気。個人の収入ではなくスタジオの収入にしたり節税対策をしているでしょうから、ほんとはもっとすごい人も居ると思います。

雑誌を買った理由である宮崎駿のインタビューを読んでみました。ロッキンオンジャパンのインタビューより聞き手のえぐり方が深くて、映画について切り込んだ話が読めました。人の悪さが良く出てていいですね。NHKあたりが密着するとその部分を見えないように編集してしまうのでつまらない。庵野版ナウシカはクシャナで作りたいと。それがどういうわけかあのミニチュアセットになったのはなぜなんでしょう。