独特すぎると他人が使えなくなる

着々と構成が決まっています。ほんとに作るかは謎。普通のジンバルタイプは作らないつもりです。それなのにベアリングが数千円分転がって居ます。いや、部品代からカウントすると数万円分謎部品が転がって居ます。もう、スタビライザー以外の作り物趣味を進めたほうがいいのかもしれません。

意外なことに、望遠鏡の固定台くらいしかいま欲しい物がありません。3Dプリンターよりも、フライスの下におくXYの二方向に動く旋盤の土台っていうのでしょうか、スライドテーブルが欲しいです。ただ、民家でフライス加工なんかするとうるさくてたまらないので、なによりモデリングの能力を身につけてどんどん発注しちゃう方向で行く方がいいのかなとも思います。

3Dプリンタの人たちって、そんなにほんとに作る物ってあるんでしょうか?たいていの物はありきたりの方法で作れるように思うのです。立体プリンティング技術が発展前の世代に生まれてしまったため、それがどう使えるのか試行錯誤せねばならず、たとえば私が二十代の若者なら取り組んだかもしれませんけどもう四十朗ですから竹きっちゃうし鉄をロウ付けしちゃう。

組み立て前のデザイン段階で、部品点数をいかにして減らすかが毎回楽しい作業となります。部品をたくさん付けるとか性能が上がると思うのは若さ故の過ちです。年取るとどんどん減らしたくなります。

自転車とかグライダーとか、さっきオリンピックのボブスレーを見てたんですけどそういう非動力の乗り物が大好きです。エンジンが付くとなんかつまらないと思うんです。ハンドリングは大切です。

先日リバイブっていう自転車に乗っていて、ヘッドの角度が急な自転車なのでひっくり返らないように自転車の前ブレーキの後ろとフレームにバネが付いてるんです。このバネが錆びて切れて交換しようとホームセンターに行って売ってなくて、そのまま放置しています。ハンドルにバネが付かないことでハンドリングが自然なものになって乗り味が良くなり楽しくなってしまいました。

だからきっとモーターの付いたスタビライザーは私は触らないと思います。それよりも、どんどん部品を減らしていくでしょう。とりとめのない話になってしまいましたが、たぶん、安易な方法で作ることになりそうです。鋼材が遠くのホームセンターに行かないと買えなそう。あと、あんまり自作で遊んでいる時間が長くなりすぎて私のオペレーションが特殊になりすぎて、それに合わせた機材の形も変なものになり、他人が使えないし真似しないようなものになる予感。