コーキング剤を壁の隙間に埋める

地震で柱と石膏ボードの間に開いた隙間にコーキング剤を充填する作業をしました。

ひと月前に厳重に封入したコーキング剤の先端を空けます。あれだけ閉じたつもりが、充填剤は先端のコーンの中で固まっていてそのままでは充填剤が出てきません。一度三角錐のコーンを外し固まった分をほじくり出して排除します。グリースガンの先端にバイヨネット式のまるで銃剣のようなしまい方をした鉄の棒があるので便利です。

まずは外壁の修繕からはじめます。家の外壁もいい加減ひどくて、木の板はアンテナ線を固定するためにP型のクリップをネジ止めした穴がいくつも残っています。これをまず優先してコーキング剤を充填します。どのくらい意味があるか分かりませんが壁板の継ぎ目にもコーキング剤を入れて行きます。

つぎは屋内です。地震で家がゆすられますと柱が斜めになり、柱と柱の間にある石膏ボードの風の四隅にすきまが開いてしまいます。大きな隙間は専用の三角の棒で塞ぎましたが棒を釘で打つほどなはない隙間はコーキング剤を使うことにしました。コーキング剤は安いので使い出があります。一定量のコーキング剤を押し出すために、グリップの握りはいちばん力が掛かる角度を使います。前回はゆっくり作業しましたが、出す量と移動速度が一定であればできあがりがきれいになります。ゆっくりガンを動かしても剤が垂れたりダマになってしまいますが、両手をどう使えばよいのかがわかると、結構な早さで充填できるようになりました。

あと、アルミサッシの取り付けネジも増締めしてます。地震でゆすられて、ドライバーでフタ巻きぐらい回すことができました。ネジが緩む原因は、うちの場合家自体の築年数が古いのもあり、きっと地震だけではないのかもしれません。いろいろな振動と経年劣化が影響しています。手の届く範囲だけですが、外壁は結構な部分で釘が抜けていました。これはきっと地震のせい。古き釘を叩いて固定できるところは固定します。釘がすんなり抜けてしまうような場所は釘を抜いて天カルの木ネジを電動ドライバーで押し込んでいきます。これで音と隙間風がすこし改善するかもしれません。

外壁のちいさな屋根の上に穴を見つけたのでベニア板の端材で塞ぎました。以前この場所はアシナガバチの巣があり、壁の中でがりがり音がしてたので殺虫剤を吹き込んで追い出しました。窓の上についた雨よけの下側にハチがでてくる穴があったので、そこに殺虫剤を吹き込んだのですが、なんと本当の従業員出口は雨よけの軒の上にあったのです。五センチほどの三角の穴でしたのでコーキング剤はあまり使わず、抜けている釘の補充をしておしまい。