カメラ安定装置の原理

仕組みとか原理について簡単にまとめます。

そのへんにある棒を使ってテストして下さい。
「棒の重心」は真ん中にあります。

棒の適当な場所に指置き、C字型にしてつまみます。
この状態で腕を前後に振ります。

バランスが取れていれば棒は垂直なまま動きます。
釣り合わないときはななめになります。
重い部分が遅れ軽い部分が早く移動します。
また動きを止めると振り子運動が始まります。

【重心を取る】
棒が垂直に移動しないときは横にして重心位置を調べます。、

【ウエイト】
重りを付けてバランスを取って同様の実験をしてみました。
棒の下端に重りがついても、指が重心にあれば垂直のまま動かせます。

棒の両端に重りを付ても同様です。
重りが同じ重さであれば片持ちのより簡単にバランスが取れるように思います。

【設計するなら】
カメラを固定する台を軽く作るのがひとつ重要です。
もうひとつはバランスのとれる構造であること。

【ジンバル】
昨日の作例ではすべてベアリングを入れることにこだわって作ってみましたが、現物を手にするとどうもこれはやり過ぎではないかと。あとでテストしてみます。

【思案】
ベアリングにするよりもピンかネジを立ててしまった方が正しいような気がしてきました。継ぎ手をカットした塩ビのリングを組み合わせてネジを軸に。カメラのアームが長ければ丁度良い制動になるのでは。

実際、カメラに単にアームを付けて、重心を手で握ってやってもカメラは安定します。ここにベアリングを入れると「動きすぎる」ような。

水平のX軸はともかく、他の軸はベアリングレスでよさそうな。