クーラー配管の断熱材を補修する

家の壁を点検していたら、クーラーの配管が1メートルほど剥き出しになっていました。直径2.5センチほどの断熱材が剥がれています。このまま使うと熱効率は最悪で電気を余計に食います。

夏に備えて補修します。

補修用のウレタンのカバーホースは2000円ほど。ただこれは取り付けキットの値段で、部分的な補修で買うには長すぎます。熱さえ通さなければ素材は問いません。

クーラー以外の売り場で材料を見繕います。

水道断熱用

水道管のコーナーに行くと、凍結防止用の発泡ウレタン製のカバーを見つけました。なんだかすごくお安い。

難点は水道用で内径が太いこと。最小径はVP13ですから外径17ミリほどあります。クーラーの配管は太い方で10ミリほどなので隙間ができます。隙間は半分残っている断熱材を一緒に埋め込むことにして、三尺ほどの水道用の断熱カバーを2本購入しました。

配管はふだん見えない狭い場所にあります。塀にのぼって足場を確保して作業します。ちくわ状の発泡ウレタンには縦に切り込みが入っています。切り込みにパイプを横から入れられます。

一番の外皮には塩化ビニールシートが予め一巻きされていて、30ミリ幅の余分な耳が付いています。耳には両面テープ最初から付いているのでその場で道具なし出取り付けることが出来ました。

配管の補修は完了しました。

穴ふさぎ

クーラーの取り付け屋が適当に空けた大穴を塞ぐことにします。作業効率を優先したクーラー取り付け屋があけた15センチの大穴を塞ぎます。パテを剥がすと適当に押しこんだ布のような板の上に、クーラー用のパテが押しつけてあります。パテが朽ちて穴が見えています。こちらを塞ぐために新しいパテを用意しましたが、パテで済む工作ではないので板を打ち付けます。

材料置き場にあった単行本の表紙ほどの合板を使います。単行本から文庫本ほどの大きさの板を切り取り、L字型の板を作ります。穴の上から押しつけて配管を片方に寄せます。外壁にL字の板をネジ止め。用意したパテを隙間に埋めて完成です。石けんほどのパテを2つ分用意しましたが板を使ったのでひとつで済みました。

これで作業はオシマイですが、クーラーの配管の一番外側には粘着性のないペラペラのビニールが巻いてあることに気がつきました。包帯ほどの幅で、それ自体には糊がありません。この役に立たなそうなビニールが遮光と廃熱の一部を受け持っていることにいまごろ気がつきました。あとで巻き付けることにします。