パソコンを冷却する方法

煙突効果でパソコンを冷やそうと試みました。煙突の上部を細く縛ることで対流の力を集め流速を上げると煙突効果が生まれます。たき火ほどの温度があるならば、燃やせば燃やすほど風のながれが強まり吸気が増えて燃焼が促進されます。

イメージはキャンプで使う火起し器です。

しかしパソコンの発熱は低温ですから、温度差も小さく思ったような煙突効果は生まれません。たとえばファンレスパソコン電源であれば排気部分に細くて長い管を付けるよりも、何も付けない方がマシです。十分な検証をせずに半端な煙突を電源廃熱部分に取り付けたため、うちの実験はコンデンサをひとつふくらましただけで終わりました。

煙突の断面積を最大限に大きく広げること。廃熱の流れを上手く作ることが大切です。ケースをより大きなものに変更をした方が、煙突なぞ開発するより簡単に冷却できますから、これまでの工作は無駄なあがきでしかありません。

可能性としてはケース自体を大型化、煙突も大型化。その状態でエアフローを極めれば実用にはなるかもしれません。
煙突の作成とベンチ測定

クーラーマスター/CoolerMaster RC-902XB-KKN1-JP [HAF XB]のレビューと評価: 煙突効果を利用した完全ファンレスPCを作ろう 煙突の投稿画像

望みが絶たれましたがパソコンは使わざるをえません。熱と上手に付き合わねばなりませんから、ファンレス電源に付けた煙突を撤去、スピードファンでファンコントロール、熱に応じてファンの回転数を制御する仕組みで運用しています。

今日は妙に涼しくて室温26度です。ファンを1000RPMほどの回転でコア(CPU)は40度前後を推移しています。

グラフィックボードが熱を持つのでこの部分はなんらかの改良を加えようと思います。夜中ですが、いちどパソコンの電源を落としてグラボの蓋以外のスロット蓋をを全部とりました。グラボの温度は下がらず、あまり効果は無い模様。

パソコンを触ってみると側面がものすごく熱い。HDDが回転することで相当発熱するみたいです。そこで、使わないHDDは電源を抜いて止めておきます。使うたびに電源の抜き差しが必要になりますけれどHDDを止めてしまえばSSDのみになります。パソコンが急に静かになりました。

気休めにパソコンをメッシュの箱の上に載せました。つぎに箱を傾けて、対流で熱が上に流れやすくします。全体の温度が40度台で落ち着きました。しかし、やはりグラフィックボードだけがどうにも熱を持ちます。これはなにかで対策しましょう。