椅子のスポンジが劣化したので

座面のスポンジが痛んできました。ふとももの裏に金具が当たって痛いので座面のスポンジをはずして、ウレタンシートと布を追加します。その手順です。

座面のスポンジの縁には直径3ミリの太い針金がぐるりとうめこんであります。座面から上に突き出た4ヶ所の台座に針金を引っかけ位置を固定する仕組みです。

背もたれの直下のスポンジを指で探ると金具とネジ頭を触ることができます。他の台座は爪で挟んであるだけなので、ネジ止めの金物を2ヶ所はずすととスポンジを取り外すことができます。

はずしてみると、豆腐に包丁を入れたような悪い状態になっています。座面の下は材質がプラスチックです。プラスチックで強度を上げるために梁が入っています。薄板で箱組してあるので、スポンジが劣化すると上からの私の圧力でスポンジはまるで包丁で切ったかのように縦横に筋が入り沈んでしまいます。

対策として、まず、端布を椅子の座面の形にして敷きます。その上に薄い発泡樹脂シートを椅子の形に切って敷きます。準備ができたところで、従来の椅子のスポンジを敷きます。スポンジは発泡樹脂シートを押し、発泡樹脂シートは布を押し、布は椅子の座面を押します。布は椅子の強度を上げるための縦横の間仕切りを突き抜けることはありません。座面のスポンジからくる反発が戻りました。

今座っている椅子はカタログ落ちしています。現行品と基本構造は似ているので取り寄せることはできます。値段をみたら椅子の半分くらいの値段なので、新品を買わずにごまかして使うつもりです。ちなみに余計なシートを挟んだので固定のワイヤーを所定の位置に置くことができませんでした。結果ネジも留めず、単に椅子の上に座面が乗っかっているだけとなります。作業が適当なことに反して、座り心地は改善されました。