猟書は欲の類

ネイチャーに論文を載せる人だって読んじゃいないんだからそのへんの大学生が本を読まないのは当たり前でしょう。私は友達が少なかったからなのか、内省的な性格が災いしてか読書はしたほうです。小学校のときにハードカバーの分厚い辞典を読んでいて同級生に不審がられましたが、こっちは読みたい物を読んでいるのであなたたちがマンガを楽しく読んでいるのと同じ気分なのだけれど、そのときはそこまで説明する言葉を持っていませんでした。

さすがにこの年齢になりますと、だいたい中身が推測出来るため新規に読みたくなる本が減ります。重さにして1トンくらい読むと読書も飽きてくるのではないでしょうか。

トン単位に驚くことはありません。文庫で100グラム、単行本で300グラム強、ハードカバーで600グラムほどが目安です。3冊読むとだいたい1キロですから、1トンは3000冊くらいです。買い物かごにめいっぱいとか、昔のミカン箱ひとつぶんでだいたい30冊から40冊入ります。あくまで概数ですがダンボール箱で100箱分で1トンくらいですね。

読書はしたほうがよいと思うのですが、強制してまでやることではないでしょう。喉から手が出るほど欲しい本がある人と、それほど興味がない人がいます。だから全員がすべきことではないのです。おそらくは欲の類(たぐい)でして、本を探して西から東に移動をする人はそれほど多くありません。私はスキーに行くといっては帰りに本を抱えて帰ってきました。結果、読んではステを繰返し良い本と悪い本を決めることができました。しかし自分でやってみて思うのは、猟書の趣味は万人には受けないということ。世の中には他にもっと楽しいことがあるんです。私には古本ツアーはたまらなく楽しそうにみえます。

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広がる“読書ゼロ” ~日本人に何が~ – NHK クローズアップ現代

読んだ側から、読んでない側に「読んだ方が良いよ」という構造は変りません。勉強をしない子にした方がいいよというのは、たしかに正義かもしれません。論文を書く学生は読んだ方がよいのですが、読まなければ読まないでなんとかなります。その結果、若者の書く文章が薄味になったとしても致し方なく仮に読書と思考がセットになっていない人間が下手に本を読んでも中身を把握できませんから読まない方がマシです。

学校の先生になる人は筑波の鈴木さんみたいに読書家であらせれることを願っております。

【ブックオフのO2O戦略】 書籍の単品管理導入で単価増 オンラインのデータ活用 – 通販新聞
本を安く買う方法は幾らでもあるんです。読んで理解する部分のコストが払えるかどうかに違いがあります。

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