つり下げ型蛍光灯の取り付け部の補修

ペンダントライト取り付け部の補修

家電の修理は結構危険

100ボルトの電流が流れていますから、失敗すると火事を引き起こします。たいがいはブレーカーが落ちて止りますが、劣化した家電のコードはショートの原因となり放置すると危険です。

劣化したなら買おう

ふつうは買うのですが、思う所があり蛍光灯のコネクタを修理します。

つり下げ型蛍光灯は、業者のカタログではペンダントライトともよばれています。何の気無しに取り付け部分を見てみると、外皮の組紐がほつれてました。おそらく昭和40年代か50年代のシャープ製。

古いから痛んだのだなと、掃除をかねて外してみました。

ダメージは大きい

思った以上のダメージです。これは確か3年前のあの震災のときに使っていたものです。蛍光管は相当揺さぶられて、この中に収めていた蛍光灯のリング自体も割れたような記憶があります。

地震のあとの余震がずーっと続くなかもそのまま使っていましたから、経年劣化と揺れでこんなことになっていました。ちょっと回せばショートしてブレーカーが落ちてしまいます。なにより皮膜が痛んで居るのは怖い。

補修計画案

直せそうなので補修することにします。新品の取り替えケーブルが予備として手元にあるので、本体を分解してケーブルの根本から入替えるつもりした。構造をみてみると、蛍光灯の白い鉄板を含めてぜんぜん外れる気配がありません。リベット打ちで外れない構造です。家庭用の電気製品は中身を開けられたくないのでしょう。

目の付け所がシャープです。仕方ないのでケーブルを切断して痛んだ部分を詰めて使うことにします。ケーブルを短くした分、蛍光灯は上に上がってしまいますが引っ張る紐に手が届く限り問題はありません。

修理の方法

掴んでひねって外すタイプのコネクタが付いています。天井からはずすと、接続部分の内側に、2本の爪。爪と繋がるマイナスのネジを外し、外皮の痛んだケーブルを外します。

電線は2本。電線のそれぞれを、編み込みの紐が保護しています。中央に電線、電線の外皮、組紐、さらに組紐の構造です。

修理可能か?

痛んだ部分は全部切断して、電線を露出させるために3センチほど組紐を切除します。空気に触れる部分は劣化が激しくヒビがありましたが、なかのほうの電線の皮膜は無事です。錆びた電線といたんだ絶縁皮膜ごとカット。

まだまだ弾力のある絶縁被膜を外し、赤銅色の美しい導線剥き出しに。圧着ソケットをプライヤで挟んで締付けます。圧着ソケットというのは、紙の張ってない金魚すくいのサジような形の金具です。握りの部分に導線を差し込んで締めると線が固定され、リング状の枠がネジ留めできます。

圧着端子をネジに取り付けます。圧着端子ががなくても導線を輪にして使えば同様の効果が得られます。我が家はどういうわけかこの手の部品は一通りそろっています。千四売る圧着ペンチもあったのですがどこかに紛れてしまったのでプライヤで作業をすすめてゆきます。

ペンダントライト ソケット内部
ソケットの中身です。左右に分岐した二本の導線が見えます。写真では見えなくなってしまいましたが、ソケットの穴でケーブル止めるため、結束バンドふたつ使って電線と外皮の組紐を縛っています。もともとは内向きに爪のある回り止めナットのような板がついていましたが、劣化して再利用出来ませんでした。一般的な製品ですと中でたこ糸で結んだり専用の抜け留めプラグが押えています。

樹脂製のタイラップですとナイロンの上で滑りますが、二重に掛けてあるのでそう簡単にはとれないはずです。滑り止めに輪ゴムを巻いてタイラップをかけてもよかったのかもしれません。

絶縁に充分気をつければこのような修理もできます。たぶん電気屋さんがみるとあぶなかっかしいのでしょう。現在はより省電力のLEDライトがありますので、はたしてこの手の修理が正しいのか、少々疑問です。