Dreamweaverと外部読み込み

Dreamweaverでサイトを作っていました。いまはもうそんなことはしてなくて、テンプレートと外部読み込みを使っています。

Dreamweaverはテンプレートを管理するツールとして使っていました。テンプレートというのはたとえばABCと三枚のファイルを作るときに書式を統一するDというファイルをつくります。ABCとDは連動しテンプレートであるDのファイルを改変すると、ほかの3つのファイルも変る仕組みです。

いまはもうそんな面倒なことはしていません。私が主に使っていたのはMX(ver.7)、バージョン8を飛ばしてCS3(ver.9)まで付き合いました。使っているうちにダメなところが見えてきます。私が当時苦労したのはテンプレートとほかのファイルを共通化することでした。

管理の仕組みがやっかいです。100枚ほどの中規模サイトを作ったときは管理がやりきれなくなって作業が破綻しました。そのときの教訓。

あてにならない道具は使うべきではない。

いまでも守っています。では、どんなツールを使ってサイトのファイルを作っているのか、手の内を明かしてみましょう。

EmEditerだけです。たまにphpの専用ライターも使いますが基本、エムエディタのみです。Dreamweaverを使って板当時、どうして世間のプロのコーダーがテキストエディタだけで作っているのかよく分りませんでした。いまはよく分ります。タグがよめて、ほかの手法が使えるならばDreamweaverは要らないんです。

他の手法とは、具体的に書きますとひとつはshtml phpなどの外部読み込みの活用です。ふたつめはCMS、コンテンツマネジメントシステムのできの良い物が生まれたこと、みっつめはフリーのテンプレートが使えることです。デザインからHTMLテンプレートを起こさずに、すでにあるものが流用できるのは大きな進歩です。

以前、自転車とスキーのサイトはタブナビゲーションにこだわったサイト作りで、Dreamweaverでテンプレートを使って書いていました。スキーシーズンごとに回を重ね、七回目くらいでこんなものだろうと一定の完成をみました。

その後、スキーから自転車に転向し、サイトの管理にCMSを導入しました。いまはなきPetitCMSという軽量のシステムを使っていました。システムの更新が止って、次にカメラのサイトを管理するために使ったのが世にフリーで存在するHTMLテンプレートです。こちらは予めデザインが出来たセットをダウンロードして使います。最上部のタブナビゲーションはすでに出来ているのでテキストを書いてページを複製していくことで記事が増やせます。こちらはある程度テーマが決まってまとめられるサイト用に適しています。

HTMLテンプレートはおよそ20枚くらいまでが限界です。ページを増やすたびに総当たりでタグを修正しなければなりません。修正後に動作チェックが必要で結構な手間がかかります。ページの枚数が増えることが予め決まっているならば、ムーバブルタイプやwordpressを使った方が更新が簡単です。

ほかのCMSも導入を試みましたが、私のサイトはひとテーマ15枚くらいでおさまります。shtml phpでナビゲーションを切り分けたサイトの素材を作って持っているのですが、いまひとつ使いどころがありません。サーバーに無駄に負荷を掛けないようにHTMLでかまわないなとおもうので、HTMLとタグの手打ちという地味な手法でいまは落ち着いております。