私は余り器用ではありません。
最初に上級者編を聞きかじって失敗するタイプ。
マーリンタイプ>オリジナル・ジンバル>継手ジンバル(Copy of yb2normal)
これまで作ったカメラ安定装置は以上のように変遷。
まず、マーリンタイプはアームが難しい。調節も大変。研究してる途中で方向が変わってジンバルを作り始めて、「全軸ベアリング搭載」自作ジンバルにたどり着きました。
そのときはこれで「すべて」完成だと思っていたのですが、実は全然ダメ。
初心に戻って「継手組み合わせ式」を作ってみました。以下写真。
【2軸はネジ】
こちらの安定装置で動画を撮ってみました。(非公開)どういう訳か今までで一番安定しています。安定の理由は、軸が固いこと。
矛盾しています。いままではベアリングを入れることで軸が自由になり、よってネジ軸より安定すると思っていました。うむ。ネジの締め付けで抵抗があるこちらのほうが段違いに安定してくれます。
【素直に負けを認めるよ】
白状しましょう、フルベアリングは軽すぎて失敗!
【ボールジョイントで】
あれ、もしかするとカメラの雲台で使うボールジョイントくらいで十分かもよ?自動車の解体屋からルームミラーのボールを買ってきて使ったら案外簡単に作れるかも。ロッドエンドでよかったのか。
ロッドエンド 一覧
ロッドエンドを使うときは右ネジと左ネジがあるので注意。通常右ネジですよね?(急に不安になった)左ネジは逆ネジです。ナットが入らないのでお気を付けください。
自作ステディカム "Mine" DIY Steadicam "Mine" (OFFICEKK1950さん)を参考に作ってみました!
ボールでの作例。
【軸受を制動する】
カメラ直下、「中心軸」の軸受けは代用方法があればを外しても良いかもしれません。こちらは軽すぎるとカメラが動いてしまいます。丁度良い抵抗で回るようにベアリングを抜いてる作例が・・・どこだろ。あにまるのログハウス建てちゃうぞ でっきるかな? 自作ステディカム
おお、こちらです。ベアリングが回りすぎるのは困るのでその対策。開放型軸受を利用。
回る物が回って困る私もどうかしてますけど。軸に直行するネジを立てて調節するか。ワッシャをパイプに接触させるか。回転制御用に大袈裟な物を付けたくはないし。
【玉軸受を取ってしまえ】
テーパーのあるナットを使うか。袋ナットの頭を削ってみる?
ナットの角を面取りして、6ミリのパイプに差し込みネジをたてるか。
単純にパイプ継手のキャップの真ん中に穴を開けて、そこにボルトを立てる。ワッシャを使って抵抗を下げるとそれだけでお仕舞いかも。これは構造が簡単すぎて困ります。
高ナットを面取りしてキャップに収めるか。
【毎日三省す】
以上のように、いきなり軸受を沢山買ってきて作ってもダメです。
【発見】
ここまでつくってようやく安定装置の意義が分かってきました。
マズルブレーキとか免震装置に近い。
カメラ安定装置の場合、重心が大切です。上記写真の作例でも、下のカウンターウエイトは長さではなく重さで中心を取っています。正確には、指でつまんで重心をとってから穴を開けました。
問題はカメラの方で、ここは雲台が必要でしょう。上下に首をふる機能はいりません。必要なのは、カメラを搭載したときに雲台込みでネジから上の重心が取れること。
写真では写っていませんが、現時点の作例で、裏にカウンターウエイトを付けています。カメラのネジがそのまま重心にならないので対策しました。自動車のホイルバランスを取るように軸を寝せて回転させてバランスを取ります。そのときどうしても微動装置が必要だと感じました。
【微動雲台を作らねば】
結局微動雲台が必要。穴も沢山開けてカウンターウエイトで調整する方法もあります。
微動装置の条件は、カメラネジが動くこと。
カメラを装着し、動かしたときにカメラの自重だけでバランスが取れることが理想です。
粗動と微動をわけなくて良いので、微動だけにします。
【思案中】
ステージをつくって前後左右に動かす方法が理想的か。アリ溝を切ってネジで押さえるか。ネジを固定するために台座側に締め付ける装置を付けなければなりません。次ぎに左右のネジとステージ、前後のステージをつけてとなると、3階建てになり嵩張ってしまいます。
これをどう処理するかもう少し考えてみましょう。
ユーハン工業 You!hunter(ユーハンター): スタパオーナー八ヶ岳日記
双眼鏡用の片持ちジンバルというか、経緯台。弓状の腕に這わせて上下させるので見やすい。
レールをつくっておいて、クランプでつかむか。クランプに微動ネジをたてると。
watacchi world / digisco / my gear
クイックシューと微動装置とマンフロットの雲台とその他もろもろ。
理想的ですが、これを全部乗せると重くなるので、アルミプレスくらいの重さで、平面上の移動と固定方法を模索。
ビクセンのデジタルカメラクイックブラケット。
カメラと装着する部分がそれです。
前後のバランスは別途レールで取らないといけない。
なかなか難しいよ。