阪神淡路大震災から20年

今週末は阪神淡路大震災の20周忌です。関連する番組は、ちょっと良い画質かリアルタイムでみることにします。20年も経ってしまうと、いまのハタチの子はあの大地震が記憶にありません。東日本大震災は直接食らったので衝撃的ですが、その前の阪神大震災は都市部を直撃した地震でした。関東でのんびり大学生活を過ごしていた私はなぜか普段より早く目覚めてテレビを付けました。アパートの誰かが騒いで起きたのかもしれません。惨状を知りました。

最初に見た映像はいまでもぼんやりと覚えています。海沿いを低空で飛ぶヘリコプターからの中継でした。生中継で海よりはそれほど壊れていないなあと見ていました。しばらくすると被災地域に到着し「○○が壊れておりますぅ」との実況。どの局の中継か忘れてしまいましたけれど、カメラマンが直接マイクで送り込んでくる関西の言葉が生々しかったです。時間に余裕があれば報道のカメラとアナウンサーを乗せて飛ぶのでしょうけれど、朝起き抜けの地震でしたからカメラマンがようやく機材ごと飛び乗ったというのが真相でしょう。

最初の縦揺れが大きかったこと。活断層のずれのため被害が局地的であたっこと。朝食の時間帯のため住宅地で火災が発生してしまったこと。

阪神淡路大震災 発生の瞬間 – YouTube
この揺れ方では構える余裕もありません。

私は関東大震災をくらった世代が身近におりましたので、地震のときはドアを開けて逃げる算段をととのえる癖がついてました。311のときは余震に気がつきいつも通りドアをあけてなんだか大きいかもと思って居るうちに本震が来て、縁側に立っていられず地面に飛び降りそのまま尻餅をついてしまいました。あのときお音と揺れはもう2度と経験したくありません。そのあと茨城沖でひとまわり小さい余震があって、動画を撮ってあります。地震で駐車している車がダンスしているかのように揺れました。

阪神淡路大震災 消防隊員死闘の記
署に駆けつけるだけでも大変。実際に救助にあたった消防隊員の手記。

石原都知事は知らない 首都高速「震度6で大崩落」の驚愕実態(1)東日本大震災で損傷29カ所 | アサ芸プラス
私の地元の橋も阪神以降の補修で墜落防止用のダンパーが付いています。実際には揺れの周期がちがったため橋の橋脚についたダンパーはたいして働いてません。むしろ、橋までの取り付け道路の陥没がひどく車で越えられなくて橋のほとんどが不通となりました。

強い揺れを観測した3-NET宮城県築館、塩竃、茨城県日立の速度波形と、その応答スペクトルを、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)における鷹取と葺合地点の波形と比較した。
ガル数で言えば東日本のほうが大きく、波形で見ると揺れの幅は同じくらいです。ちがうのは周期で、建物に被害を及ぼすキラーパルスと呼ばれる1-2秒の揺れの周期が阪神では大きく、東日本では少なかった模様。