音の違いが気になる

朝がた消防車のサイレンで起こされるのはいささか心臓に悪い。家の、そう遠くない場所で音が停まりました。救急車と消防車のサイレンの音がどう違うのか、果たしてちがうものなのかも分りませんけれど今日来たのは消防車のように思います。音を発する筐体の大きさの違いで音もちがってくるのではないでしょうか。

私は音楽のセンスはさしてないのですが、昔うたった歌をいま歌い直すベテラン歌手がアレンジを変えてくるのが嫌いです。あとルパン三世のテーマを勝手に編成とアレンジを変えてるのもものすごく気になります。中学高校の吹奏楽部がビッグバンド編成にならないこともわかりますが、どうせ弾くならちゃんと本則に従えば良いのになあと毎回おもいます。自衛隊とか街の趣味のバンドがアレンジを変えるのは良いのですが、プロっぽい人たちが変えるのはイヤよ。

初代の十三代石川五右衛門の声を担当していた大塚周夫さんの追悼で五右衛門の画像を出すときに、旧ルパンではなく新ルパンの、しかもテレコム回の五右衛門の絵を出している人の間違いがなんだか気になりました。一般社会の大人はべつに五右衛門に区別がつかないのでしょう。致し方ないことです。

マルコス大統領が暗殺されたときにフィリピン政府当局は.357マグナムが凶器だと発表していました。実は.45口径のコルトオートの音だって解析したのが、日本音響研究所で、なるほど音の波形を調べるとわかるのだなあと感心しました。

私の場合リズム感はあまりないと思うのですが音を拾うのはわりと得意なほうで、たとえば民放のアナウンサーの音が局ごとに違うことが分ります。おそらくアナウンス研修のときに、母音の出し方を矯正するのだとおもいます。なので、アナウンサーのちょっとしゃべった音を聞いただけでどのチャンネルか判別出来ます。これまでの人生の中でまったくなんの役にも立ったことがない能力(笑)です。代わりにもっと役に立つ能力を下さい。