気がつけば梅祭り

偕楽園周辺の道路工事が着々と進んでいます。千波湖半の道路を整備して水戸市街に入る道路を造り替えています。

平らな場所に常磐線を引いてあとから道路整備をしたため、道路は電車の線路を越えねばなりません。水にちなんだ地名のとおり谷と台地と川に挟まれた土地です。地震で橋が傷んだこともあり大規模な陸橋の架け替えをしています。

東京からくると水戸駅のひとつ手前に偕楽園駅があります。この駅は観光用の期間限定のホームのため、下りホームしかなく、もときた上り方面の電車に乗るには一度水戸駅まで戻って乗り換えねばなりません。

上りホームを造っている気配がこの数年あったのですが、道路整備と同時進行なのか2015にはホームができあがっていません。

千波湖半の低湿地に常磐線をひいて、その湖側に道路を作ってあります。そのため大水が出ると道路が沈み、地震が起きれば液状化で線路がグニャグニャ曲がります。いまの工事の様子をみていると、偕楽園から水戸駅よりの常磐線との立体交差を整備して車の流れを良くする計画に見えます。

ついで、岩間街道の偕楽園下の水没道路は排水をよくするかかさ上げするかで全体として道路を直すのでしょう。水戸より一つ西の赤塚駅周辺の開発が進んでいますので、そのうち茨城の中心が向こうに動くかもしれません。

水戸市の中心部は開発の余地がすくなくなって、いまは観光地化のための工事が進んでいます。しょっちゅう大火があって古い建物は残っていませんし、石垣のない城で地味ですが水戸城周辺の歩道を整備して観光地としての魅力を高めたい意図が市にはあるのでしょう。

県の思惑は昔から工場誘致で産業を増やす方向でしたが、第三次産業の観光でどうにかするのもひとつの作戦なのです。

水戸の歴史というとなにがあるかなと思い返してみると、暗殺と内紛と首切り場くらいしか思いつかないので首切り場スタンプラリーとかすると良いと思います。