茨城県立入試の国語の小説を見たよ

茨城県立高校の入試問題

スキージャンプのお話でした。小説はいくら頑張っても頭に入ってこないのです。とくに青春小説が苦手です。女流の心理描写中心の小説は特にダメです。国語の問題用に小説をぶつ切りにしてるのでなおさら分りにくい。三人の女の子の関係がト書きにありますが、あんまり興味がない状態で読むとだれがだれなのか分りません。語尾に「にょ」とか「ダッチャ」を付けていただくと読みやすくなるです。

早川は問題にならないのか

どうして早川ミステリーやNVは高校入試の問題にならないのでしょう。

たとえば民間軍事会社で活動したひとの実録戦場の掟
とか。小説じゃなきゃダメってなら反撃のレスキュー・ミッション (ハヤカワ文庫NV)みたいなミッションものとか。この小説、ブラボーツーゼロではぐれて独り逃げ切ったクリス・ライアンの作。

日本の戦記物はちょっと辛い

こういうのは幾らよんでも平気です。ただ、光人社の硫黄島戦記―玉砕の島から生還した一兵士の回想みたいに、日本軍が負けちゃう話は途中で辛くなります。

たぶん私が読みたい南方の島で陸軍がいるのに海軍がきてくれないなんてお話しが県立高校入試になったら、どこかで青春小説の好ましき読者たちは「戦争小説はつまらん!」と息巻くにちがいありません。おあいこです。

出題問題はこんなのにしないか

どこで折り合いをとりましょう。戦争青春小説?

1968少年玩具 東京モデルガンストーリー
モデルガンだから入試向きじゃない。

麻雀放浪記〈1〉青春篇 (文春文庫)
麻雀を入試にだすわけにもゆかず。

やっぱりスポーツが無難ですね。モデルガンも麻雀もスポーツだと思うけど。

脚長い。