山手線鉄柱倒壊事件

山崩し

山手線の鉄柱破損はよく考えると妙な事件です。

隣の鉄柱を支えるたと、コの字型を鉄柱にワイヤーを書けます。アンカーである鉄柱をちょっとずつ解体するという「山崩し」をした格好になります。倒れた方向がたまたま線路と平行であったこと、運転士が見つけて止ったことで事故にはなりませんでした。よかった。いくらステンレスやジュラルミンの車体でも鉄柱には勝てません。

都会のインフラ

東京のインフラって脆弱です。山手線ひとつ止っただけで動けなくなります。距離としては10キロくらいで自転車で行けるなあと田舎者の私は計算してしまうのですが信号の数や車道の狭さは計算に入れていませんので田舎の自転車の10キロと都会の10キロは単純には比較できません。

新宿駅の乗降客数は1日に三〇〇万人だそうで、全員が自転車にのったら道はふさがりすぐにパニックです。

停電にも弱いよ

首都圏大規模停電 – Wikipedia
クレーン台船が高圧線を切断した事故。

愛郷塾 – Wikipedia
神戸大学 電子図書館システム –一次情報表示–
亀戸の変電所に爆発物を投げたりして失敗。

まさかクレーン台船のほうが簡単とは。

電気の供給はWWWよろしく送電網になっていて、どこかが切れても代替えが効くはずなのですけれど。この頃の発電所は、隅田川沿いに変電所を置き、猪苗代の水力発電を銀座のエレベーターを動かしていたそうです。どこかの雑居ビルに昭和の初期の扉がレバーで網カゴのエレベーターに乗ったことがあります。あれはまだ動いているはず。

たしかに猪苗代のあたりにいくと、山の斜面に太いパイプが配置されてまして、いまおもうとあれが全部水力発電なのです。

鉄道事故はクルマの事故より怖い

JR北海道が定期的に車両火災を起こすのは、ふだん寒いところを走っているから発熱に対してルーズで、ちょっと気温が上がると燃え上がるのはそういう仕様なのかなと見ています。

青函トンネル内での車両火災も、ちょっと暖かくなったのが原因だろうなと勝手に推量しています。

事故を起こさないように保線も車両保守も人手が必要なのですが、どうも東日本やほかのJRに比べて点検のお金が少ないらしい。人が居着かなければてんけはザルになり見落とせば即事故となります。事故当時に見た元ネタが見つかりませんけど、車両点検がどうも時給で都心の深夜のコンビニバイトより安くて、それはどうなのかなと思いました。

JR北海道の事故が絶えない本当の原因

JR北海道脱線事故 保守管理の怠慢でレール幅異常を放置 | 地震予測検証・地震予知情報 / 防災情報【ハザードラボ】

朝日新聞デジタル:激しい火災、伝える全焼車両 JR石勝線、報道陣に公開 – 北海道 – 地域