報道ステーションの音声さんの良い仕事

報道ステーションの音声さんの良い仕事
ネパールの大地震で不幸にも無くなった方に合掌。

報道ステーションでヒマラヤのベースキャンプで雪崩に遭った人が撮影した映像を見ました。オリジナルの音声はずっと4文字の放送禁止用語を叫んでいたのが、テレビ朝日版ではその言葉がうまい具合に排除され、放送できる映像になっていました。日テレと東京放送は改変なしで放送。

叫んでいるところで音を絞ってナレーターの声を部背亭真下。音声トラックはひとつで排除しようがないのに、旨い具合に環境音は残しています。もしかすると声の周波数帯だけ絞って、ほかの音を残していたのかもしれません。単純に放送禁止用語を連呼する部分だけ編集で排除したのかも。それにしては自然で良くできていました。この技術があればいってないことを言ったことにしたり、発言の改変などいくらでもできそうです。

雪崩には表層雪崩と深雪雪崩があります。子供の頃、よくその実験のレポートを子供用の本で読みました。1970年代前後の子供向けの本というのは、一見子供に受けない訳の分からない科学でもきちんと教えてくれた物です。そんな妙な本を図書館でみつけて読んでるのはたぶん私くらいだとおもいます。

本をカレーに無理矢理例えると、当時のカレーは本場のインド人が子供相手に作ってくれたカレーです。大人向けのサビぬきでした。いまは、最初から子供用カレーのあまったるいものばかりになってますので、昭和生まれのオジサンとしては子供に媚びてそんな本を作っても子供は喜ばないぜと思うのです。

昭和の私がいま子供だったら、きっと図書館には行かず、海外の実験動画を見て楽しむとおもいます。なにせ火薬が多いほうが面白い。戦後30年目くらいまでは結構荒っぽい実験をよくやってました。バブル以降は予算がないとか危ないから許可がでないとかそういう方向で硬直化したのは残念です。

川崎ローム斜面崩壊実験事故 – Wikipedia