軽自動車は水深1メートルまで走れる

台風17-18号は北関東の我が家を横目に通過中。名古屋の水がすごい。あそこって水はけの悪い土地で定期的に水害がでますね。

おもえば名古屋は全く興味のない場所で、名古屋に関するなにか、誰かが気にならないため土地勘がありません。刃物メーカーの多い岐阜の地名のほうがまだ聞いたことがあります。名古屋出身の人とあんまり話したことがないかも。中京大のスケーターがたくさんいるで、名古屋情報は終了。

雨雲レーダーを見ると伊豆箱根周辺の山にぶつかって南北に雨が降っています。おそらく名古屋あたりの、冠水している道路を突っ込むホンダの軽自動車の動画を見ました。水面に突っ込んだ瞬単にナンバープレートとラジエターのカバーが外れてみっともない顔で上がってきました。ひとつ前の規格のときは軽自動車のパンパーは肉圧のABSでしたが、いまはナイロンのような薄い堅い素材ですからネジが効かないのでしょう。コストカットと軽量化で水に入って部品が吹っ飛ぶ車ができあがりました。

水深は優にボンネットまであったのに、運転手の女性はためらいなく走っていきました。戦術としては正解。マフラーに水が入らないように途中で止らないのは必須の条件です。進入速度を上げるのはどうかと思いますが、途中で止めずに一気にいくという点では正しい運転です。絶対マネしないけど。

軽自動車の水密ってあんなに良かったのでしょうか。水に入った瞬間入りそうなものですがおそらく腰の深さ、1メートルの水深でも走れてしまう日本のいまの軽規格はなかなかのものです。

たまたま地面になにも落ちて無くて、マフラーに水も入らず、ナンバープレートとグリルの紛失だけで済みましたが、たいていああいうのは失敗します。うちの近所ですと水戸駅南口があんな感じの場所です。西にもう2キロほど走ると今度は大湿原地帯がありまして、ここは手慣れたもので湿地帯の入口の道路に常設の踏切レバーが付いていて冠水すると道路を封鎖するのです。

背の高い軽自動車より、普通車のほうが先に止ってしまうようです。高級車だから走れるかというとそんなわけもありません。

ジーゼルなら吸気がなくても走れるはず。ガソリン車は吸気口から水が入ったらダメでしょう。どの水深までいけるか分りませんけど、ジムニーが車輪の半分くらい、30センチまで突き進んでいるのをみると、新規格の今の軽自動車でもやっぱり車輪半分、私はマフラーの中に水を入れたくないのでせいぜい10センチがいいところです。それ以上の深みはいきません。避けます。

水に入ったあとは、どこかで水抜きが必要です。とりあえず、走行中にブレーキドラムの水を飛ばさないと危ないので、水から上がったらまずブレーキを試すこと。サイドブレーキもサビでくっつくかもしれませんので、帰宅後はそのままにしておくこと。もし床のシートがはぐれるならばエアコンの繋ぎ目や電装品のチェックもした方が良いと思います。

あと、水がぬけたらあのお姉さんはエンジングリルとナンバープレートを拾いにいくといいとおもいます。ナンバープレートは再交付をたのむと数千円、フロントグリルは中古でありますけど、年式が高い最近のホンダザットだかザッツでしたので、こちらも取り寄せと修理を頼んだ方がよいですね。明日あの前が壊れたまま会社に行くのでしょうか?法的には前方のナンバーは無くても良かったはず。