2015年9月10日の那珂川の水位

水戸と水害

常磐線橋桁
那珂川の常磐線橋桁

今回はたまたま雨の降った場所が西にちょっとずれていたので、私の住む茨城県中央地域は何事も無く済みました。鬼怒川の人は大変です。これも30年前の小貝川の決壊、水戸の水害の教訓から堤防を強化してきたおかげです。鬼怒川も丈夫な堤防を作れば良かったのに。

昭和60年の水害と平成の違い

堤防は3メーターの余裕。30年前の洪水の時は家の前の道路が溢れました。30年前は、水府橋の枝川側にプラザホテルがあり、水郡線は大正時代に作った低い位置の古い鉄橋と相まって水府橋周辺から水が溢れました。ホームセンタースイフがあった時代。

当時の水位は動画をみたら9メートル。2015年の水位は6メートル台で、なるほど堤防はその9メートルまでは何とか保つように作ってあるわけですね。

昔よく枝川が水に浸かったのは、水戸市中心部の北側の橋が低くて、水がぶつかって抵抗が増え川の水位をあげていたからと聞きました。旧水府橋と隣のやや低い水郡線の橋、ある朝大音響とともに流れた旧寿橋が洪水の原因でした。プラザホテルのあった場所もいまはサッカーグランドになっていますけれど、当時はホテルのせいで堤防が低くて、そられがひとつずつ撤去して改修工事を進めたことでいまの安心があります。

川面が三倍になった那珂川
城東寿橋より那珂川上流を撮影

キュウリをもつ人

水があふれて驚いて岸に上がってきた小さなカニと、カナヘビを見かけました。さらに下流に下るとキュウリをもった一団に遭遇。川岸の家庭菜園のどなたかが、どうせ水没するならと近所にくばったみたい。

水没する桜川サイクリングコース

桜川CC
水戸桜川サイクリングコース。水がときどき溢れる。

支流の桜川の水位はほどほどでした。水戸市内、明け方は雨の固まりが向こうからやってくる足音が聞えるほどでしたけれど雨が降っている時間が短く、日中は雨があがっていました。

水戸市水害の記録2(昭和61年8月) – YouTube
水戸市の作成した当時の動画。


私が撮影した動画。

鬼怒川と那珂川の違い

氾濫してしまった鬼怒川と那珂川の違いは何か。鬼怒川は関東平野の南北を流れる高低差の低い川です。台風からの湿った雨雲が宇都宮から日光にかけて停滞し長時間を雨を降らせたこと。またその川の流れが真横には流れず、ちょうど宇都宮を盆地の底のようにしてすべての水が集ったことが今回の鬼怒川決壊に繋がったのだと推測しております。

その点那珂川は那須を水源に南東方向に太平洋に流れています。平行に流れる久慈川という川が近くにあり、また涸沼側も控えていますので水量が各川に分散される点が異なります。

そして鬼怒川のほうが断然勾配が緩い。今回決壊した場所の南東方向数キロのところに三日月湖と思われる公園がありまして、三日月湖が出来るような場所は川がうねっていまして、平らなのです。





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