私の体は日活で出来ているの

アメリカでは脚本化がデモを起こしてゴールデングローブ賞の授賞式が中止になりました。

日本も脚本家は大事にしましょう。

子供のころテレビばっかり見てました。絶対いまのアニメよりも出来が良くて手間がかかっているものをリアルタイムで見ていたのだとおもいます。最近アニメはほとんど見てませんが、ドラマも昔のほうが面白かったように思います。いまのはねえ、見てもねえ。ジャニとヨシモトとあれが絡む人しかテレビに出ないからすっごくつまんない。

最近のドラマがだめなのは、それは多分私が「日活」体質だから。

私が子供時分に見ていたアニメの半分くらいがともすれば「日活出身のシナリオライター」の手による作品だったかもしれません。

映画が斜陽産業になり、日活が不況でシナリオライターの仕事が減りました。映画館からテレビに観客が移動したのが1960年代。70年代からテレビアニメの放映本数が増え、日活出身の脚本家がアニメに仕事を求めたのでしょう。

ちょうどその人たちが活躍していた頃にわたしゃテレビっ子だったのです。

ヤッターマンはメカもすごいけどあの設定もすごいですね。ウラシマンとか無茶だし、登場人物がところどころ子供向けぢゃないし。

私の世代はガンダム世代らしいのですが、実はあんまりガンダムにピンと来ません。もっと子供のころに見ていたもののほうが、私にとっては印象深いのです。たとえば、富野監督ならダイターン3だったり。タツノコならヤッターマンとかゼンダマンとか。

「ヤッターマン」 鳥海尽三さん死去(芸能) ― スポニチ Sponichi Annex 速報

この名前を見てないわけがありません。

昆虫物語みなしごハッチは怖くて見てないわ。シナリオが怖かったんだと思います。なにせ主人公が孤児で気弱なハチって時点でだめじゃありません?毎回出てくる人が心に傷を抱えてたり、捕食動物と戦ったりするんだもん。戦争の影を拾っていたようで息苦しくなります。

やっぱり活劇じゃないと。

装甲騎兵ボトムズ – Wikipedia

ボトムズも1/3ほど脚本を手がけてますね。ちょっとでもアニメを見てる同世代は、鳥海尽三さんの影響を受けなかったわけがないわ。

大和屋竺 – Wikipedia
このひとも日活。

一色伸幸プロフィール
「私をスキーにつれてって」の人。経歴は松本清張の書生出身という渋いスタート。R30に出てたのでみちゃいました。

知らない人なのに親近感があるのはなぜだろう?とプロフィールを見たら、「宇宙船サジタリウス」がデビューのシナリオライターでした。ほかにも「ミームいろいろ夢の旅」とか「私鉄沿線97分署」とか。「サジタリウス」はよいね。

主人公は弱小自営の宇宙何でも屋の二人組み。黄色いほうは後半記憶喪失でアルコール付けになってた。 緑のほうは子沢山で「ラザニア」好き。中盤から片思いの助教授を追いかける気の弱い若い科学者が出てきて宇宙を珍道中する話。

もうこんなのハリウッドで映画化すればいいのに!あ、ストか。