段ボールの箱に入れてた本を箱ごとひっぱり出しました。長期保存かつ元が中古本なので、ぞうきんで表紙を掃除。10冊も拭けば色が濁るぞうきん。文庫本の表紙はコート紙なので多少の水気に耐えます。
どれも昔の本ばかり。高校時代に通っていた古本屋の店主が鉛筆書きした値段がそのまま残っています。新古書店のでてくる前の時代ですから、いまの相場よりも高い。店名入り値札シールがカバーに張り付いた本もあります。もうその古本屋は店を畳み、今後その値札は手に入りません。記念に貼り付けたままにしておきます。
ぞうきんがまっくろになったところで掃除完了。昼食。本は隙間をあけて適当に乾燥させます。昼食後、新しい箱に入れ直していつでも取り出せる場所に置きました。
棚にいれるのが理想ですが、あいにく本棚に余裕がありません。ミカン箱三つ分の本を抱えつつ本棚を眺めると、これはもう要らないだろうという本がでてきました。試しに引き抜いて並べること50冊。要らない本には共通する特徴がありまして、文章が面白くない、または中身がつまらない。そんな本はブックオフに嫁がせます。
家にあるのですから当然買ったわけで、買うときは良い本だと思ったのですが、一度読んだらオシマイという本はなかなかどうして沢山あります。書店で魅力的に見えたからと言って、家の中でも同じように魅力的かどうかは別なお話です。
結果、気軽に読める本、読んで面白い本は再読したいので残しました。
二度目がないだろう本は新しい飼い主さんの元に旅立ってもらおうと新古書店へ。
本の重みと費やした金額に思いを馳せながら、「もう本は買うまい」と誓いました。
毎回、誓うだけ。