人材不足に効くクローン技術

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人が足り無いらしい。くだらないと思うのは運送業。トラックの荷台を長くするとかダブルトラックの連結を法改正して許可する話がでてました。私は若いとき運送屋さんに日参していまして、ロングトラックの動くのを見ては角でぶつけないことに感心していたものです。

B号車 (ヤマト運輸) – Wikipedia

10トントラックを20トンとしても、あんまり解決にならないような。モーダルシフトで鉄路を使う方法もありますが、もともと丸通とヤマトは敵みたいなものですから、そんな単純に上手くいくでしょうか。
人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた

佐川のバックヤードは見ているだけで疲れます。ヤマトのお兄さんは元気に走り回っていますが壮年から中年が限界で、わたしら団塊ジュニアは数がいますけど少子化で若手は単純に人数が半分です。

運送業界は同級生が沢山居るゆえに、話を聞く限り田舎は人口動態がそのままヤマトのアンチャンに反映されています。だからホントにアンチャンはいなくて中年なのにはつらつとしたお兄さん的なオジサンがたくさんいます。姿勢が良いから10歳ぐらい若く見える。

ドローンで運ぶってのがあまり現実的には見えませんけど、受取りロッカーをコンビニに置くのが現実的ではないかと。田舎なら米屋さんに置いて、なんとなく受け取れるようにしないとドライバー不足は限界ではないでしょうか。

建設とか介護は知りません。建設は無駄に作りすぎ。道路は毎回手作業で作るのがおかしいので、もっと自動機を入れるべきでしょう。道路と同じ幅のメカで一気に作ればいいのに毎回ユンボで慣らして夜間工事で人を入れてアスファルトフィニッシャーで撫でているのは不経済です。

介護は結局フィリピンもベトナムもビルマことミャンマーも日本にいくよりマシな国が他にあるので人が寄りつかない。外国人看護士を入れる計画も、2年以内に日本語で国家資格を取れとかハードルを上げたら逃げられました。

農業研修生制度も時給500円くらいでこき使っていたら、日本に来てくれる人が居なくて、先日聞いた話ではもう人手がないから作る野菜を買えたそうです。人手があれば高価な商品作物で儲けられるところを、涙をのんで手間のかからない単価の安い作物に転換したそうです。

建設は工場のプレカットが進んで、現場は最初に足場を組んだら上に電動クレーンを付けて、音の静かなウインチとボルトで汲上げていく工法に切り替わりました。内装はさすがに手でクロスを張ったり手間がかかってるけれど、壁紙も化粧板でよければ安く済むでしょう。最後は自動組立てとか、それこそ3Dプリンタで家を造る方法に切り替わるかもしれません。ちいさな木の板と棒をパッチワークのように組み合わせる理由はなくて、集成材で作るなら集成するときに表面と内部構造まで作ってしまえばあとは簡単でしょう。人件費がなくなれば家も安くなります。

ついでに言えば自動車の組立ても人手は省かれるはず。電装部品をユニット化してパネルを作ってるけれど、あのあたりは設計を変えれば樹脂とリード線ですからユニット自体がひとつのトレイの上にのっかるはずで、Googleが作っている自動運転カーのようなかわいい車が、いまの1/3くらいの部品点数で組み上がる時代を期待してます。

まーどのみち人手不足は解決しません。

そこでクローン技術です。

問題はだれのどのクローンを作るかですね。田中角栄とか本田宗一郎とか東郷元帥のクローンを量産してみますか?