慣れと無意識

本日前半記憶が飛んでて頼まれた作業を着々とススメたことは覚えています。頭の半分で別なことを考えていて、時が過ぎるのが早かった。定型の作業をしていると、思考領域に余裕ができます。

先日結城に遊びに行ったときに、結城紬を作る実演作業を体験してきました。機織り機は人間に依存しています。糸の差し替えなど、もっと自動化すればいいのに人力で、各所にかかる圧力張力が人次第です。人に依存してるからこそ、高度な作品が作れるのかもしれませんが、もうちょっと人から部品の保持を解放すれば良かろうにと思う私がおりました。

あの作業、後継者が全く居ない悲壮感はなくて、専門の機織りを学ぶ学校があるようです。きっと慣れてくれば頭の半分で別なことを考えたりできるのでしょう。有名な販売店の二階で織る人たちの席をみるとラジカセが置いてあり、ラジオを聞く余裕はあるみたい。