爪楊枝栞

正しいご飯の食べ方みたいな本を買う。内容は読まなくても分かるくらい簡単。野菜を食べようという内容。

古本の棚で手にしたとき、背拍子が膨らんだ感じがした。帰宅後みると本のページに爪楊枝。

野菜を食べようという本を雑に扱うのはよろしくない。前の持ち主はコンビニ弁当に付いてくる割り箸についてくる爪楊枝の活用方法をしおりに見いだしたのだろう。

古本はカバーを外して専用の研磨機にかけて背以外の4小口にヤスリをかける。そのときも一緒に爪楊枝は削られたらしく爪楊枝の持ち手は頭が折れてる。

前の持ち主も雑で古本屋の店員も雑。そのまま買ってしまう私も雑。雑な人が野菜を摂取するだろうか。私はあまり食べたくないが一応食べる。