胃が縮んでいた

ウォーキングで買い物。途中大きな会社の昼休みにぶつかる。中年男がいそいそと昼ご飯を食べに出かける。背広を着る都合なのか長袖が多い。ラーメン屋三件並び通過。そのさきの牛丼か?と思いきや通り過ぎ、看板も出ていないような地味なソバ屋に吸い込まれてゆく。中年男はソバが好き。いや、きっと他に選択肢があれば違う場所に行くのだろう。たまたまそこで無難な選択がソバ屋なのだ。毎日ラーメンは無理。

買い物を済ませて、歩きにうんざりしてバスで帰宅。そのまま帰って家でご飯をたべるのも面倒で外食で済ませる。あまり長く生きるつもりもないから昼は職場で毎日カップ麺を食べていたので、休日ぐらい定食を食べよう。

調子に乗ってセットを注文。最初の三口目でうんざりしてしまった。ご飯がダメなのではなくて、歩いたあとに縮んだ胃が受付けないのだ。それでもスープを飲んで食欲が増したところに唐揚げを詰め込んでなんとか完食。

運動しているから胃が縮んでいるのかも知れない。ただの老化かもしれない。

周囲にならんでいた近所のおじさん達はそそくさと食事を済ませて帰る中私はなかなか箸が進まず。あとから来た若者はライス無料を活用して三杯目を食べている。私もあのくらい食べていた時期もあった。若さを失ったと気が付いたときはもう戻れない。