たのしい非電化

プラスチックの波板で囲った物置が暑い。
下の本を参考に、壁面に空調を付ける計画。

物置を設計した人が「徒然草」を読んでいないので夏暑い。

「夏をむねとすべし」

物置下部に空気穴がないのは致命的欠陥であります。
排気が弱い上に冷たい風を呼び込む低い位置の吸気口が無い。
ひっくり返した透明なポリバケツのなかに居る気分。

壁面の改造は黒いポリカーボかプラスチックの波板が必要。
一間高の黒い波板を箱組みします。
黒い面を日に当てて吸熱させ、箱の中で対流を起こします。
廃熱し、冷気を呼び込む方法です。

ただ、ちょっとウチの構造の都合そのまま使えません。
ダクトなどの工夫と追加工事が必要。

そんな悠長なことを言ってらないくらい今年は暑い。
そこで、まずは熱源である太陽光を防ぐことにします。

何年か使って枯れたすだれを三枚用意。
半透明の波板の下は梁がむき出しなので、そこに長い板を渡します。
板のうえにすだれを展開しました。

日差しを遮ることで5度以上簡単に下がってしまいました。
一面の窓を開け通気するとこれで充分すずしくなりました。

東側の壁面も半透明で熱を拾ってしまいます。
ここには古く錆びて持てあましたトタンを一枚打ち付けました。
うまくすると、トタンが熱を跳ね返し、焼けた表面で対流を起こして熱を出してくれるかも。

下部の空気穴不足が今後の課題です。

あと、ベランダに廃熱用の箱を作って排気装置をつくってみたい。

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