再発明(何度目?)

色々な自転車にまつわる発明は、とっくの昔にすでにあるので、今更思いついてもなかなか勝てません。

斬新とおもったものは、すでにどこかの国の人が作っていて、よくできてるなアと感心するばかり。

設計要件は、走行中に関わるパーツはできる限りソリッドにするという基本ルールがあります。ステアリング、左右の操舵をチェーン、ロッド、ワイヤーなどを介して延長し、別の軸を足してハンドルの位置を変えることがあります。

しかし、前輪とハンドルが直接つながっている状態に比べて、間に何らかの部品を入れるとその部品の分だけ面倒ごとが増えます。できるかぎり一体で作れるものは一体で作りたいものです。

これがなかなかむつかしくて、面白い。

手っ取り早く後輪操舵、前輪に直でペダルというのも、たぶん18世紀あたりから散々特許が取られてて、どれも生きのこらなかったのだから何かしら問題があるのでしょう。

いま、一般に走る安全車由来のチェーンがだいたい120㎝、前後輪20-27インチで大きさが収まって、あの構造であるのはそれなりに意味があり、その意味をわざわざ壊してなにかしても、だいたいそれは車輪の再発明でしかなく、まあそれはそれで頑張ろうと思うのです。