失敗しないと覚えない

早く寝ようとおもうが、寝そびれてしまう。

早めに寝て、二度寝するくらいの時間をぼんやり過ごしてから仕事をすると、いつもより少し楽。

仕事はあんまりすきじゃないので、今日は午後から金曜日のような気がしてて。いや、ちがうぞ。まだ木曜日だと自分に言い聞かせる。

写真を撮ると、いつも疲れてしまう。

カメラが重いのは軽くすればいい。しかし、歩き疲れるのはなぜだ。歩いてるからだ。どうして歩いているの?と問われれば、それは単焦点レンズをつかうから。ズームぶんを足で稼いでいるから。

見て、歩いてとって、カメラを操作してと、頭脳と肉体を酷使するから、だいたいくたびれてしまう。

なんとかならないのか。疲れる原因を見直して削ればよいのだ。まず、交換レンズをもたない。余計な装備ももたない。カメラも中級機をあきらめる。

動きやすいパンツと足になじんだ靴で、ちゃくちゃくと撮ればよい。

もうひとつ問題はカメラ設定を調整する作業で体力を消耗すること。これはいくらかオートを多用すること。露出計を使うこと。すべてオートでなくてもいいし、すべてマニュアル設定でなくてもよい。そのときどきで最適な方法を使えばよいのだろう。いままでそういうことが、器用にできなかった。重いカメラとぜんぶ手動合わせ、交換レンズ多数なんて、もともと無理だったのだ。

いちおうフル装備でいくけれど、準備しているうちにばかばかしくなって、だいたいレンズをつけっぱなしにした一台で済ませてしまう。撮影している間に、たしかに不都合があるのだが、完全装備でどんな状況にも対応するよりも、できないことは妥協して機動性を保ったほうが、私の場合すっきりするし撮影リズムが崩れてない。