羊をめぐる沈黙

インタビューを読んで、エッセイも面白かったのでM上春樹の小説を読んでみました。シドニーのルポとかいいですね。へそ曲がりらしく、同じへそ曲がりとして親近感を得ました。

念には念を入れて、まず短編から。

えーっと、最初の20Pで頓挫。小説はどうも無理のようです。丹念に女の人を描くのが、この方の小説で、わたしはどうも昔からそういうのが大の苦手。女の人の葛藤なのか、近くに居た主人公の男の葛藤なのか、葛藤が延々と続くのは面倒くさいのでよみません。

もとをただせば、小説自体、ほぼ読まないのでした。

最後に読んだ小説はなんだろう。今週の本の山をみると、編集者の回想エッセイ。詩論、ハードロマン作家のエッセイ、SF作家の旧制高校のときの思い出、俳優の回想。小説がない。いや、江戸川乱歩と久生十蘭は小説ですね。そっちは平気なんだけど。子供の時からミステリーはいける口なのです。

でも、あの、女の人がたくさん出てくるのとか恋愛モノがこう、なんというかダメ。いまでもAKBとかラブライブ?というの?区別のつかない娘の群衆がでてくると辛いですね。ウマ娘とかよくわかりません。ウマ息子にするといろいろまずいんだろうなあ。

エッセイに関してはとてもM上ファンではあるのですが、描写している対象が女だらけは辛いです。そのうち違うのを試してみます。いきなり「アンダーグラウンド」もちょっとね。

あとは戦後作家論をなぜか読んでます。1970-2020年の日本の作家なんてぜんぜん知らないので、へーそういうことがあったのかという状態です。

小説は村上龍あたりで流れが変わったらしい。

小説をあまりにも読まないので、果たしてその部分を実感するのはいつになることやら。