忙しいときは空想

富士フィルムのカメラに乗り換えようかと画策中。されどぜんぜん進まず。いちおう富士のボディを買って中華レンズを付けて満足。つぎは純正の35ミリを買えば完璧かしらと価格を見ると五万円也。全体的に純正レンズが高いぞ富士。しかも35ミリF1.4は発売時期が最初のほうで、ふるいと言われているそうな。写真をみてそうとはわかりませんけどね。

サードパーティのレンズがほぼ無いのも辛いところです。電子接点付きの社外品を使ってEFレンズが動くらしいけれど、そこまでしてAFを使わないし、軽くて小さいならそのまま中華レンズでよさそう。

中古屋のジャンク箱に在庫一掃でマニュアルのペンタックス135ミリを見かけたけれど、今日は買いませんでした。偉いぞ私。富士用にあってもいいかなと思うけれど、でも本当に望遠は使わないのでパス。古いレンズよりも新しいレンズのほうが、メーカーに限らずキレイに写ります。たまに例外もあるけど。

富士ボディに合わせて28と35を手に入れました。家で寝る前に遊びで撮影していると、まあまあ写るのでコレでいいかなと思うのです。F1.8と明るめです。この明るさを、旧来のレンズで求めようとするとなかなかに難しい。また私がAPS-Cで使いたい広角よりの標準が割高。そして中華は格安。たしかに樽型歪みとかありますけどね。

いまいち全面的に乗り変え切れない理由は、以下のような考え方が底にあるからです。

仮に純正レンズを買って、乗り換えるとしましょう。電子接点付きのEF-FXアダプタと、ファインダー付きの中級機くらいのボディを買えば丸く収まります。アダプタが2万円。それはいいとして。

  • 付けるレンズがEFの大きめのレンズになってしまう
  • 非光学ファインダーEVFであること
  • 純正レンズが高い

ほかの問題としてはストロボでしょうか。先週まではかなり乗り気であたらしい機材の構成を楽しく考えておりました。今週になって仕事が一段落ついて、ふと振り返ると、富士への乗り換えは仕事から逃れるための現実逃避の空想のネタだったのかもしれない。

手持ちの機材でうまく撮れないから乗り換えても、それは腕の問題であり、またゼロから使い方を学び、慣れた頃にまた買い換えるのではないか。

むしろ、ありものをうまく使うことに時間を使うほうがなにかと有意義ではないか。そんなふうに思うのです。