BB交換

自転車の部品を交換します。今回はフロントを二枚にし、9→18段変速へ。

リカンベントにもいろいろありまして、最初からフロントディレイラーの台座がついているものがあります。私が乗り回している「M5コンパクト」は、折りたたみ式のリカンベントで、小型軽量化のために余計な部品が付いていません。前のギアを二枚にするための部品なんて最初からない。

ずいぶん昔に自転車のO先輩に、BB(ボトムブラケット)に挟んで、フロントディレイラーを無理やり取り付ける方法を教わりました。O氏も「M5コンパクト」を所有していたので、きっと取り付けを考えていらしたのでしょう。

早速調べてみると、Eタイプのフロントディレイラーと、専用のプレートが見つかりました。ただ、そのプレートは厚みが数ミリあり、通常のBBではなく専用のEタイプ用のBBと交換した上で取り付けることになります。

そんな面倒くさい方法は使いたくない、それなら自分でフロントディレイラーを作ろうと古い資料を漁ってみますと、なんとかつくれそう。しかし、2週間ほど逡巡した結果、シマノよりうまく作れる自信がないし、こなれた実用品ができるのに自作で半年かけるほど情熱もないので、ここはひとつBB共締めのEタイプのプレートを使うことにします。

早速BBの取り外しです。ひだりから外したいのですが、手持ちのメンテナンス本にもネットにも見かけないBBです。樹脂製で耳がついています。六角で枝が出ている雪印のマーク❄そのもの。刻印があり、スロバキア製とあります。

国内の輸入代理店が仕入れたもので、BBが見たこともない知らない規格だったらいやだなあと思いつつ、シマノ準拠かなと外観の幅から見当をつけ、ネジを回す方向だけ理解しました。左は順ネジ、右は逆ネジ。わかったけれどスロバキア製の❄には、器具を引っ掛ける穴も溝もなく、どうやっても雪の枝のどこかに工具をかけねばなりません。一時間ほど試行錯誤した結果、よくわからない自転車用のカニ目スパナで回すことが出来ました。これは、みなさん最初から簡単にわかるものなのでしょうか。

そして、部品を外して刻印をみると「JIS」の文字。スロバキア製なのにJIS。

サイズがわかったのでEタイプのBBを決定。ついでシフトワイヤー、シフトレバー、など小物を探すことにします。

フロントディレイラーは下引きで使うとしてし、下引きのフレーム側の台座はないので、そこたけは自分で作ることになるでしょう。

最近のはやりは、チェーンリングをナローワイドのチェーンが食い込むもの一枚と交換し、リアの変速を11とか12段にして、レンジを広くとるようです。私もその方法を知っていましたが、今回まるで12段化はまるきり考えにありません。