フロントディレイラーつかず

FDを買ったので車体につけてみました。残念つかない。専用のプレートが短いし、なにより付けるべき場所にハンドルポスト(ハンドルとフォークをつなぐ棒)があって、FDがぶつかります。

そもそもEタイプは44T(歯数44)が上限で、48Tはもう最初からつかない。最初から取り付ける場所に空間がないかもしれないのはわかってましたけど、ちょっとズラしたら行けるかなと思ったのです。折りたたみリカンベントの改造がそんなに簡単なわけがないので、感想としましてはこんなものかなと思うばかり。

べつに乗鞍ヒルクライムに出るわけでもないし。でも、部品は手元に集まってしまいました。

いまから時代は12段変速だと、12段用に後輪の歯車(スプロケット)を交換してもかまいませんけど、チェーンも12速用なので交換が必要です。変速のないシングルギア用のチェーンや6-8速用のナローチェーンは安いのですが9速用のチェーンはちょっと高い。去年あたり急に販売価格が上がりました。交換するために、リカンベント乗りはチェーンを3本買うので割高感も3倍です。

個人的には6-8段変速で十分で、いまの9速でも贅沢だなと思うくらいで、どうなの12段変速用最新コンポ。チェーン細いからすぐ伸びそう。

さてどうしましょう。それでも12段変速にする?

前を2段にして「手」で交換する方法もあります。手方式は一度降車せねばなりませんので走行に不都合があります。あとはチェーンにカバーとして筒をつけ、筒に棒をつけてフレームに縛っておきます。棒を動かすと走りながら変速ができます。

他の方法としては、今回の計画倒れの変速機取り付け計画で手元に集まってしまった各部品、変速レバー、ワイヤーを利用して、自力で機械式フロントディレイラーを作るのはいかかがでしょう。プレートの挟まるBB(クランク軸)も買ってしまいましたから、つかないフロントディレイラーからプレートを外して違う部品をつけてみましょうか。

それなら、手作りかな。

参考資料に寄ると古いフランス製のフロント用変速機はスライド式でした。ちなみに現在のシマノは可動部が平行四辺形のパンタグラフ式です。スライドなら作れそう。なんなら針金を曲げた簡素なものでも動きそう。ホームセンターの金具とか、そのへんにあるものでつくったら案外使えるのかも。

うまく出来たら乗鞍に登るかもしれない。クライマーは一時間で登るらしいですよ。非クライマーの私ならたとえば4時間あれば登れるのではないでしょうか。ヒルクライマーなら朝飯前の筑波山の鳥居で私はもう二度とのぼるまいと空のお星さまに誓いましたけど、あのときはショートクランクにフロント-リアが39-24 20インチHEだったから登れなかったのではないかなという非常に自己弁護に厚いいいわけを思いつきました。

道具を変えれば登れるはず!実際にはきっと乗鞍スカイラインの駐車場から500mくらいの入り口手前でめげるとおもいます。

筑波山も乗鞍も行きませんけど、フロント変速機はなんとか作ります。それで、安いマウンテンバイク用3枚165mmのクランクをつけて近所の坂道で試してみましょう。前用変速機が出来上がるか、正直まるで自信がございません。