飛行機見学

ぜったいこのあたりで疲れるだろうと、その日は休日いれておきました。ゆっくりお風呂だぜ!と小美玉のスーパー銭湯へ。
やや人当たりが強目の地域で育ちましたので、一言も口を利かなくても穏やかな人はわかります。

暑さに参った体は重く、サウナに入ったくらいでは汗も出ません。ほどほどにして、露天横の椅子で昼寝。

ふと空からジェットノイズ。旅客機ではない。35が居ることは覚えてました。

椅子から立ち上がり、空を見て何も見えず。風呂だから囲いが高いのです。たぶん空港の周りを飛んでるから見えないなと得心してプラスチックの椅子に座ると尻に痛み。生まれて初めて蜂にさされました。

刺したあと何故か左腕に止まった1センチもない黒いミツバチ容疑者。

偶然爪で引き抜いた針の毛先ほど。長さは1ミリ。針の根本には透明の紐様の毒袋あり。

毒を吸い取る器具も薬も対処法もないので、傷をすこし絞って水洗いするくらいしかできません。さして痛みはなく、ご飯を食べてさされたことも忘れ、奥の休憩所で昼寝。

30分ほどウトウトしたでしょうか。

少し気になるので、帰宅前に空港へ寄り道することにしました。飛行機のキャノピーは前留めの後ろ開き。エンジンを掛けて暖気していたけれど飛びません。近くに居た人によると、雷雲を嫌ってもう飛ばないそうです。

夕方なのに暑いし、私は尻を蜂にさされて手負いなの帰ることにします。帰路、ハンドルを握りながら、これが18ならホーネットのクマンバチで、そんなものにさされたら痛かっただろうな。35でよかった。

彼女が命と引換えに刺した尻は、3日経ってもすこし腫れています。