水道管で作る自作グライドカム

ジンバルは排水用の塩ビ
ジンバルは排水用の塩ビ

結局グライドカム型も鋭意制作中です。

竹のグライド型が上手くできたので小型化しました。写真の試作はジンバル上をアルミパイプ、下を角パイプでつくりました。すると、角パイプは重く精度や加工性がそれほどよくありませんでした。そこで構造はそのまま素材だけを水道管に変更し、このモデルに至りました。

竹の時と同様筒を重ねてジンバル部分の部品を作ります。外側から素材はそれぞれ、塩ビ-塩ビ-アルミブロック-ベアリングの順番です。

途中で素材を変えない方が見た目がスッキリします。週末の曜日の午後、暖かい部屋で何となく作ったものですから完成度はこんなもんで。耐圧の黒い水道管で作れば精悍な黒一色になりましょう。黒い耐圧管もありますが、試作なので普通の水道管で充分です。(追記)一眼レフを乗せる予定であれば水道管では剛性不足になります。

【豪華アルミ削りだし】
ジンバル部分にアルミ削りだしの部品を使用しました。自作において、この部分の素材は非常に重要です。たまたまよい部品が手に入ったので肉厚のアルミを使っています。アルミブロックを使うため、ベアリングの圧入必要です。この作業が大変でした。

丸いドーナツ様のアルミブロックの外周には同じ高さで軸穴を計4つ開けます。軸穴は直交せねばならず、ケガキに時間をかけました。最終的には治具を作って直角を出します。

下の接続は水道管のチーズ継ぎ手を使ったのでスッキリしました。実運用でも抜き差しができるので便利だと思います。

自作グライドカムタイプのジンバルとマウント
自作グライドカムタイプのジンバルとマウント

カメラマウント、カメラ台の部品です。

これを作る前に散々またスライド式のカメラステージを考えてました。結局何だかんだ作れないんです。アルミブロックをくり抜いて作れば何とかそれらしいのは作れる予感があります。しかし、結局強度と剛性まで出した上で軽く作る自信が無くて毎回断念しております。

カメラを載せるステージ部分はただの板です。板の下にはΩ型の金物を入れてパイプキャップと接続します。カメラステージ下側にコの字型の金物と高ナットを入れて左右の調整とします。カメラ後側下にネジを入れて、前後のバランスを取ります。多少バランスが悪くても下部のオモリ位置を変えて調整が出来ます。粗動を下のオモリで、微動のみカメラステージ下行います。

屋内使用では、一応つかえました。ジンバルのガタつきと本体の剛性不足でうまくいきません。こちらは追々調整していく予定です。全高は60㎝くらいです。水道管を継ぐジョイントを使えば簡単に小型化もできます。今の状態でも下部丁字部分で分解できるので、このままでも簡単に運搬できます。

(追記2013/03/03)部品としては、現在もこの構造を流用しています。ただ、構造材としては塩化ビニールのPVC13や16では剛性不足です。もともと柔らかいから採用された素材ですから、そこに強度を求めるのは間違っています。試作はともかく常用するならアルミパイプを使うことをおすすめします。私はコンパクトデジタルカメラを使う都合、アルミでもあまり太いパイプを使いません。

【機能はこんな感じ】

ジンバルの説明用に作った動画です。

直径を大きくすることで、軸への抵抗に関係なくなめらかな動きをします。

ネジのサイズを変更しました。動画の軸に使ったネジはM3.5です。

中心のアルミブロックは内径28-外径50ミリです。

単列深溝玉軸受 6001
開放型の軸受けを使用しました。

ゴミやホコリに弱いとされる開放型ですが、メンテナンスを考えて採用しました。汚れたらクリーナーで落とせばよいし、なによりグリスアップが簡単です。使用した素材がアルミの肉厚ブロックなので、それに合わせて塩化ビニールパイプも大きくしました。

パイプは内側からVU50の継ぎ手、VU65継ぎ手を使用しています。継ぎ手にしたのは直径がたまたまよい大きさだったから。アルミとVU50の隙間は8ミリ。VU50とVU65の間は10ミリ。充分機能する間隔があります。

たまたま大型化しましたが、大きい方が作るのは簡単です。テコの原理で、大きなリングでより細い軸を回すと抵抗が少なくなります。ネジ溝のある3ミリ強の金属棒と、4ミリの塩化ビニール側の穴は非常に軽く軸受と同等程度に機能するものが非常に安価で簡単に作れました。

【竹でつくったDIYビデオスタビライザー】

竹で作るとこうなります。

使用しているジンバルの構成は上記のビデオと同じもです。竹は充分乾燥させて使いましょう。竹自体は中央でカットしてあります。中空の竹に水道管の塩化ビニールパイプを差し込みます。その中にさらに、ベアリングを通したアルミパイプを差し込んでます。一本の竹ではなく、上下をつなぎ直しています。

いまなら(2013/03/03)超薄型のベアリングを使ってもっと簡単に作るのですけれど、これを作ったときはその考えに至りませんでした。

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