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【ノートは残る】
ノートに自作機のラフスケッチを描いています。
何度書いてもだいたい同じものになってきました。

たとえば先日作った塩ビのグライドカム風装置。
あの板と棒のつなぎ方は、随分かなり前にスケッチしたものです。

カメラ下の板と、軸をつなぐ「ひ」の字型金具はアルミで作るつもりでした。
たまたまホームセンターでマンマその形の金具を見つけたので買いました。
200円ならアルミを曲げるより簡単ですし固い。

【ないものを作るには】
部品はアルミ板から切り出します。素材をつかいます。
素材から切り出すのは安いから。そしてアリものの部品では間に合わないから。
最初からある金物はおよそ重かったり長かったり。
それなら好きな長さで切って貼ってしたほうが精神衛生上心地良いです。
1センチ長くても気に入らないし、余計な場所に穴が空いているのも気に入らないのです。

【気に入らないから作らない】
アルミ板だけで1.0-1.5-2.0-3.0と3種類用意しています。
他の工作の端材ですが、材料が先にある状態で作り始めます。
場所ごとに強度をみて、厚みを変えています。
工作用の1000番台のアルミですので柔らかいです。

使うネジもM4-5-6と3種類用意しています。
基本M6です。場所毎に太さを変えるのが定石ですが、補修用の工具も増えます。
工具は最低限しか持ちたくないので、部品に合わなくてもあえてM6を使ってます。

最大公約数ですね。

その上で、いくつかの要素を再度考えに入れ、もう一度設計を組み直してみました。

旧モデルを復活
旧モデルを復活

いくつかの要素を増やし再考してみました。具体的にはアルミパイプのアームを細いパイプに置き換えてみようとか、カメラを載せる台を大きくしようとか。

しかし、アイディアの暴走もむなしく、実現可能性を加味して考えると
手元にあるこのモデルを越えらません。
およそのサイズを決めるためのペーパープロトタイプテストをしても
切り出される段ボールの紙は結局上の写真のモデルとたいて変わりませんでした。

【変化しないから変わらない】
載せるビデオカメラが1種類しかないので要求される要素がほとんどありません。
一眼とかミラーレス機を載せるなら、多少補強が必要ですがまあ構造は一緒。
つまり、行き着いた形だったのでしょうか?
単に工作技術が低いから余計なことが出来なくてアッサリ終了しただけな気もします。

【変わらない部分】
パイプ径はあのままにします。
細いパイプにしてもかまいませんが、たぶんカバンの中で潰れるでしょう。
自転車のカゴに入れた入れたで跳ねまわるでしょう。
今の太さなら、やや太すぎてしなりません。

ネジを使った調整方法はそのまま踏襲します。
下部横にスイングするL字全ネジもそのまま。

【変える部分】
ジンバルの接続方法を変えます。
いまは上のベアリングを水道管キャップに収めていますがこれを板に圧入します。
こうすることでジンバルから上の部分が短くなります。
ジンバルとカメラ位置が近くなれば全体の高さを低く作ることができます。
全高が詰まれば小さくなり、気軽に持ち運びできます。
アームとカメラ置き台の接続はリベットとします。
以前の自作アルミクランプは作るのが大変なのでリベットです。

全体のレイアウトはそのままにします。なんだ、たいしてかわらないや。