50年裁判

事故と経済損失の因果関係は立証責任が被害者にあります。

どういうことか。

東京電力福島第1原子力発電所の事故で被害を受けた場合。
その被害が福島第1の事故に原因があると証明せねばなりません。
その証拠集めは被害者がやれと。
だから東京電力の鉄の弁護団に勝てるような気がしません。

311の大震災で世間的に忘れられてしまいましたが、ニュースがありました。
水俣病不知火患者会訴訟が和解 熊本地裁-熊本のニュース│ くまにちコム

国や大企業を相手に戦うと50年かかります。

チッソ – Wikipedia
今のうちに学んでおきましょう。

今年に入って暫くして、いじめで自殺した子の裁判がありました。
親が裁判を起こしました。

判決は「いじめと自殺と因果関係が認められない」

裁判とはそうものです。

学生時代身近な場所に生きる昭和史がうようよしていました。
捜査に政治が介入して、不満に思ったヤメ検が先生でした。
「○○事件ってどうだったんですか?」とは聞けず。

生々しすぎました。

後から資料で当たった私達に比べ、当事者ですから物のとらえ方が先鋭的です。
もっとあのおじいさん先生に話しを聞いておけば良かった。
いまさらながら反省しております。

検事上がりの他は元学徒出陣組みでした。
皆さん、体制が転覆した時に生きてきた方ばかりです。
政治や国、社会と折り合いを付けながら学をなした
あの、おじいさん先生達が何を言いたかったのか。

日本という国がひっくり返りそうになった今。
あれから15年たった今頃になって少しだけわかりかけてきました。