検索精度

インターネットでさがせば何でも見つかる時代になりました。一般的なネタ、たとえば地名のように間違いようのないものは簡単に見つかります。しかし、その地名の由来など、ちょっとあいまいな要素が入るととたんに分からなくなります。

インターネット検索の確度がどのくらい正確なのかを調べるには、自分の専門分野でたしかめることが一番です。

UFO事件とか。懐かしいアニメのコネタとか。

UFOのほうは原文に当たれるので良い時代になりました。アニメのコネタは当時リアルタイムで見てた俺のほうが詳しいぜ。たしかに新しい発見もありますが、エンターテイメントとしては紙媒体のほうがまだいいなあ。なんというか、金属でたとえると紙のほうが精錬されているぶん純度が高い。ネットは砂金堀みたいに砂粒をより分けるのが面倒くさい。

この話しの流れで「だからやっぱり紙媒体だよね」というと、新聞の社説みたいになるのでそれはかかない。

考えて見てわかったのだが、情報の要は純度だな。

ぼやけた情報は伝わらない。そこは編集者という他人の目がはいる紙のほうが、現状では有利。でもこの優越はもうそれほど長くは続かないだろう。フリーランスのネット編集者が広告狙いのwebマガジンを立ち上げるとか、同人活動の一般化でまわってる金額を聞くと、紙のほうが手詰まりに見えてくる。

紙がなくなるとカジノが儲からなくなる。あと、紙をおくことで儲かる本屋さんもちょっとつらいかも。もっと困るのは製紙メーカーで、自分の扱う商品が世の中からいらないと言われてしまうのは悲しい。一方インク屋は割り切っているのか、電子インキに手をだしてるからおもういど困らないのだろう。最悪なのは取次かもね。

まんちかん適当ブログ:雑誌 小学3年生が休刊 出版不況 – livedoor Blog(ブログ)
下の方にあるグラフ。縦軸の起点が1.4万としても、この下がり方はないわ。

取次の決算で見えてくるもの:【 FAX DM、FAX送信の日本著者販促センター 】
>右肩上がりの成長が望めない現在、どのようにして
>ソフトランディングしていけるかが注目される。
いつまで持つのかは注目してる。音楽におけるiPodの出現とCD販売数のグラフみたいに、だめになるときは一瞬。折れ線グラフが崖のようになるとおもう。

ブログ人: 出版不況
うたいたい人の方が増えてしまったカラオケ大会の様相か。

山田五郎教授が「小説を読まない」といってて、そんな本の読み方で良いのかと。
わたしも小説はほとんど読まないから。趣味に読書とかいておいて文芸に手を付けないと文芸の人達からへんに思われないか気にしていたのだが、テレビだってドラマは見ないからおんなじか。ドラマこそテレビの王道、小説こそ本なのだという世論の空気を感じる。きっと気のせいだな。