双眼鏡の修理

分解した双眼鏡がそのままだったので修理してみた。ビクセンの12倍対物50ミリである。手持ちで使うにはいささか倍率が高い。鳥見や天文用である。

ホコリを取り除く。パーツクリーナーで古いグリスを除去。ついでなので接眼レンズも分解した。本体のに使われるマイナスネジが幅の広い、肉厚の薄いものなので手持ちのマイナスドライバーをそれに合わせてヤスリがけする。こういうとき安い工具は惜しげ無く使える。

対物レンズを自作したカニ目で回す。プリズムにカビがあるが、左右のアライメント・・・並行が直せなくなるので触らない。

主鏡、接眼鏡があらかたきれいになったところで組み立て。しかし、何度やってもきれいに画面が並行にならない。右目の視界と左目の視界がずれてしまうのだ。

本体のカバーを外して、主鏡と接眼鏡を嵌めて、プリズムを固定している板とネジをいじってみた。全く視界に影響が出ない。試しに主鏡を取付部分ごと捻ると視界が変化する。これだ。よく見ると、主鏡側に調整用のスペーサーリングが1個ついてた。

双眼鏡は光軸調整を主鏡で行うらしい。いままで知らなかったぞ。先日光学に詳しい人くれたメールで書いてたのはこれのことなのか。それならと主鏡の固定レンズをゆるめて、スペーサーリングの切り欠きを回して主鏡を回転さる。丁度良い場所で固定するとアライメントがまっすぐになる。レンズから眼を外したときの違和感もない。なんだ、こういうことだったのか。いままでカビた双眼鏡の分解はアライメントが直せないとしなかったが、全くの杞憂であった。

以前、ホヤの古い双眼鏡でも似たような機能が付いてたわ。カバンに入れたまま床に落としてアライメントが狂ったので、てっきり壊れたかとおもった。実は主鏡側でどうにでも直るものらしい。逆にいえば、主鏡がちょっとずれるとアライメントもずれる、だから床に落とすとズレるのだ。なんだ。簡単な理屈だなあ。

つくる方も毎回プリズム側に微動ネジをいれて動かすわけにも行かないわけで、これならば、プリズムまで分解してもカビ落としをしても平気かもしれない。プリズムは単純に金具と台座の穴に固定するだけでよいのだ。恐れるに足らず。最後主鏡で調整すればいいのだ。そのうちやってみよう。





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