読書の秋 人事部の晩秋

読書の秋 人事部の晩秋

本屋めぐりをしてきました。自分で読む用の本を3kgほど。最近冊数で言うよりキロ数で言ったほうが適切。半分くらい読み飛ばしますけど、もう半分はちゃんと読んでます。

今回は書店で「ソニーすごいよ!」って本を見かけるたびに失笑。

#以下書名リンク先はアマゾン。

ソニーの「出井」革命―リ・ジェネレーションへの挑戦
出井さんの顔が怖い。内容?しらん。

会社の穴―人が採れない本当の理由
求人システムを運用する会社の社長が書いた本。前半分は最近の求人業界裏事情が垣間見れて興味深い。広告を打っても人は来ず、2007年問題が着る以前の今、すでに小企業は人手不足なのだそうな。後半はやや失速。自社のシステムを一般論として説明されて辟易する。タイアップなのかしらないが前半が面白かっただけに統一感の無さは残念。後ろを削って新書にするともっと売れると思うよ。

日本の新卒採用終身雇用システムがもう限界に来ていると指摘。
これからは職能給の時代に変化してゆくだろう。まだぱらぱらとめくった程度。

最近読んだ関連書も一緒に紹介しておきましょう。

格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢
数値データを揚げ、社会が誰向けに作ってあるのかを再確認させてくれた本。

若者はなぜ3年で辞めるのか?
年功序列が奪う日本の未来
最近のお気に入り。「富士通成果主義」の著者の近著。日本企業とそこをすぐにやめてしまう若者。一般に若者の根性が足りないと断じられがちだが、筆者は企業の側に問題をもとめた。組織の不快感を理解するには手っ取り早い好著。ただし読む人を選びます。

日本人が組織を作ると日本海軍になる。陸軍でも構わない。軍部同士で見栄の張り合いをして遊んでいる間に欧米列強に負けてしまうのが歴史のナライである。

学校の歴史に詳しい人ほど日本海軍に詳しくない。もう学校の歴史は日本海軍から教えたほうがいいと思うぞ。

最初の講義はこれかな
日本海軍
「謎の反転」について
「謎の反転」栗田健雄(Wiki)

>このような失態を重ねながらも栗田を重用し続けた上層部により大きな責任があるともいえる。

失態を重ねながらも重用されりゃ勝てる戦争も負けるよな。

ソニー中鉢社長が激白、「まずは心のV字回復」(日経BP)
おれも車を運転するときは心にシートベルトをしてるよ。

あの会社の騒動を追うのも飽きたので読書に専念しますわ。