履修不足 35都道府県に拡大

履修不足 35都道府県に拡大

茨城県教育庁によると、県立高校6校で単位不足が分かった。生徒数は計1513人。中には同一の生徒が複数の科目で単位不足となっている例もあり、水戸桜ノ牧高校では3年生311人全員が50分授業を105回(87時間半)も受ける必要が出ている

世界史を履修していない学校が増加中。27日の時点で全国250校ほどに広がっています。実際には「ゼロがひとつ足りない」という声もあります。

なぜ履修不足が起きるのか。

受験生への便宜を図ったからですね。履修科目は大学の受験科目と一致しないから、ドウセ使わない「世界史」を履修させるのは忍びない。そんな温情が今回の事件の根っこにあると思います。悪意はないと思うよ。

なぜ高校は進学率を上げたいのか。

私立高校の受験クラスが実績を上げてきたからあせったんじゃない?今回、履修科目をぶっ飛ばして問題になってる高校は、地域の中堅高でしょう。少子化で優秀な生徒を取り合う位置にあります。

だから桜ノ牧も進学率を上げたい。

進学率を上げるには・・・・と、こんな状況になったわけです。大学受験と高校の履修課程に齟齬が起きた「システムエラー」なんです。

ただ、校長がゴメンナサイといっても収まる話ではない。

こんなに広がるとは思いませんでしたけれど。まあ、高岡南あたりからはじまって、盛岡1.2とつながれば、それは当然進学率を上げて実績を伸ばしたい県立高校がやってもおかしくはないなと予測はつくわけで。

昨日の時点で、「お前の母校はどうなの?」と心配された。

ウチの母校は石頭だからやらないよ。やるなら・・・・「桜ノ牧」だね。言った翌日に当てましたけれど、背景が見えていればそれほど難しくないクイズよ。