亡国のイージス

亡国のイージスを日曜洋画劇場で見たよ。すばらしい映画は僕を優れた読書家にする。むしろ「ウルルン」をみる。あんまり感想らしい感想もございませんが一応描いてみましょう。

二世俳優総出演。

寺尾聡がどんどんお父さんに似てきた。中井喜一の親も俳優ですよね。佐藤浩市パパは三国連太郎ですから。そうなると、構図は二世俳優対ジャパンアクションクラブの戦いで、自民党推薦の二世議員と選挙でたたかう新人みたいな構図。

「西部警察」でも良く撃たれてたなあ。「寺尾聡は撃たれ役がよく似合う」。

もし仮に「左とん平主演」だったらもちっと見られたかもしれない。JACでも悪くはありませんが、セガールの「沈黙の艦隊」を気の利く日本人でやったらこうなる、でしかありませんでした。打ち破るべき殻は案外そこなんじゃないかな。

原作は大藪春彦賞受賞作品。

だから、僕は読んでいないとまずいんだけど、本が分厚いんだもん。開けたら文字がいっぱい書いてあったので読めませんでした。おなじく、読むべきなのかなあと思っていた村上龍の「半島を出よ」も読めなかったなあ。もっとこう、エロイ文体じゃないと読まないぞ。

もともと小説を読むのが得意じゃないので、ハードカバーで500p越えてると無理。「大藪春彦が描いた亡国のイージス」だったら読んだかもしれない。女スパイはもっとセクシーに、ウエストは蜂のようにくびれて(サトエリ希望)

兄弟なら、中井貴恵さんにすればいいのに。大薮に興味のある方は軍艦が出てくる「戦いの肖像」がおすすめです。トンデモ本としても有名な一作。

映画自体の感想ですか?

「ウルルン滞在記」で犬の左足を描くと立体感がでてよかった。

えーっと、無理やり書くと、イージス艦に積んでるニコンの12cm双眼鏡は直視型だから使いやすそう。あの土台はいくらするんだろう?据え置き型だから、どう見ても家庭用には見えない。あの土台はもらっても困るな。くれるんなら使うけど。そのくらいでカンベンな。

真木蔵人も二世だ。アイツなら海上自衛隊の船も沈められるね。

カルト事件簿 真木蔵人

お父さんが有名だからって、JACの人を皆でいじめるのはやめよう。ストップいじめ。

時間の枠がありますから、小説ではあったろう人物描写が薄くなりがちです。敵の工作員が微妙に弱い。日本語がだめで良いから、「シルミド」に出てきた人を呼んでくるべき。あそこで本場物を連れてくれば、もう少し人ブツ描写に奥行きが出たろう。

イージス艦、もし戦わば。

私物で一台持つなら。燃費悪いねえ。ウチが面堂財閥なら、とりあえず捕鯨船の護衛に出すか。グリンピースって捕鯨反対を掲げて船で突っ込んでくるでしょ?そんなのは即ハープン攻撃ですよ。

グリンピースの創業メンバーで潜水艦で体当たりする人がいるでしょ。あのおじさんと「眼下の敵」ごっこをする。あれ、俺沈んでない?

休日はなんとなく北朝鮮沖をクルージング。

そしてアフリカに鯨肉を。

鯨の肉をたくさんとって、食糧難のアフリカ諸国においてくるね。缶詰加工船と組んで喜望峰をまわるたびに出るよ。

これが真の国際貢献だとか言ってみる。