少年兵を欲しがる大人は悪い大人

小手先でなにか出来ても面白くないと思う。

車の運転とか単純な業務は単純ゆえに奥が深いのだけれど、奥が深いゆえに誤認します。私はいまだに運転が下手で、家族をのせてハンドルをにぎると緊張してしまって普段の運転ができなくなります。車のサイズと排気量が大きくなると、荷重に対するアクセルの踏み代がわかりません。

軽いローパワーエンジンで普段走っているのでカーブの入る速度、加速時のアクセルの踏み具合の違いが切り替えられません。いつもどおりに運転すると乗客を振りまわしてしまいます。ふだんはとってもいい子なんです。でかい車がわるい。

非力なくらいのエンジンのほうが運転は楽しいのですが、きっと分からない人は一生分からないのでしょう。分かるかどうかは宗教対立なので、戦いません。ただ、さきのエントリーにもあるようにコツとかテクニックだけでどうにかするのは良くない教のほうを信じています。こういう人を教養主義者と呼ぶのでしょう。

教養は大事よ。ほんと、歴史がいまごろ分からなくなって勉強してます。

国際司法裁判所がだめなら、国際海洋裁判所に提訴すればいいじゃないかなんて思いつきませんでした。
国際海洋法裁判所 – Wikipedia
国際司法裁判所は紛争国どおしが同意しないと裁判になりませんが、国際海洋法裁判所は一方の国だけで提訴できます。竹島の上陸作戦を気をつかって中止したのは、もしかするとここに持ち込まれたくないからなのかも。ふつうに上陸演習でもなんでもすればいいと思うのです。

むこうが徴兵制の国なので、日本も徴兵制にしましょう。日本の男子は軟弱になりすぎという意見をよく聞きます。そのひとたちを満足させるためにも、ここはひとつ兵を集ってですね、軍事訓練をしましょう。

日本を徴兵制にするといいことばかり

銃の扱いに馴れた青年が増えるので、要人の保護が面倒くさくなる。
格闘技、格闘術を身に付けた青年が増える。
身近にあるものすべてが武器になる。

徴兵制ですと、こうなります。結果、たとえば軍隊でいじめられし青年はトラックにのって秋葉原の歩行者天国に参加します。最初にセキュリティに車をぶつけて武器を奪います。彼は訓練を受けているので手なれた動作でレバーを押し下げ、蓮根状の弾装に5発の.38口径の弾が入っていることを確認し、助手席に置いたバッグから小銃を取り出すことになるのですね。徴兵制はしたほうがいいとおもいます?

血盟団事件 – Wikipedia
暗殺目標と担当者を以下のように決めた。池田成彬三井財閥代表を古内栄司、重臣の西園寺公望を池袋正釟郎、幣原喜重郎前外務大臣を久木田祐弘、若槻禮次郎前内閣総理大臣を田中邦雄、徳川家達貴族院議長を須田太郎、牧野伸顕内大臣を四元義隆、井上準之助前大蔵大臣を小沼正、伊東巳代治枢密院議長を菱沼五郎、団琢磨三井財閥巨頭を黒沢大二、犬養毅内閣総理大臣を森憲二[1]。
1932年(昭和7年)2月9日、東京都本郷の駒本小学校へ総選挙の応援演説のため訪れた前大蔵大臣の井上準之助(民政党幹事長)が射殺された。 その場で逮捕された実行犯は、日召に帰依していた茨城県那珂郡の農村(現在のひたちなか市)出身の小沼正であった。

日本暗殺秘録【DVD】

大河ドラマにすればいいのにとおもいきや、すでに映画化されてました。

徴兵制をしたいってのは大ウソ。戦前しくじったことを忘れて、自分の言うことを聞く若者を増やしたいだけなんです。だから、奴隷制度にしたいとか幕藩体制を復活したいとかちゃんと言いたいことを言ったほうがいいと思うんですが、大人はそうとおもってもその通りには言いません。そうなればいいなあと言外に言います。

結局は、兵士がほしいのではなく、言うことを聞く少年兵が欲しいんですね。もしどこかで徴兵制がいいとか、新入社員は自衛隊に入れろとかいうひとが居たら、それは誘拐してきて恐怖で言うことを聞く「少年兵」が欲しい人なんだなと思うと間違いありません。

意図をもった大人を説き伏せて計画を遂行できる大人がいなくなったので、きっと御しやすい子どもを相手にするのでしょう。指導者側に問題があります。