末期省力型サポートアームベスト

材料をさがし中。

家にある在庫のアルミと材木でサポートアームのほうはなんとかなりそう。ベストもフルサイズの背中までは作らず鼓笛隊の太鼓を持つ金具のように前半分にするなら、とくに追加して買う物はありません。

相変わらずサスペンションを作るのは面倒で、押しばねを凝った方法で使うと部品が三倍くらいになって加工が大変になります。引きバネで簡単につくると、沈み込む途中でばねの反発が堅くなるのでできれば押しバネで作りたいところ。

アルミ板は化粧板やパンチングメタルはぜんぜん強度不足。通常のアルミアングルでもできそうですけれど、ちょうど家に断面が半円の引き抜き材があるのでこれを使います。ベアリングを605にするか606にするか悩んでいます。たぶん、605。軸が5ミリ。手持ちが6個と中途半端な数なので、あとで追加で買ってきます。

ベアリングを収める方法は当初、金具に押し込むつもりでした。いまは板に穴を掘って埋めるつもりです。606のベアリングを埋めると17ミリの外径に合わせて17の穴が必要になります。うちのドリルで開けるのはできますけれど、さすがにこの太さになると芯がぶれてキレイな穴になりません。そこで14ミリの外径で済む605にしようと考えました。16くらいの穴を開けて、彫刻刀で成型し直すほうほうもありますが、穴の数が多いのでドリルで一発で済ませたい。貫通ではなく盲貫が理想。ただ、盲貫で、角材の裏表にかなり正確に穴を打たねばならず、そこがいま悩みの種であります。

サスペンションは1カ所。カメラのグリップを保持する部分のみとします。そこから腹にかけて縦軸を2つ作ります。ここは材木なのでベアリングを素直に撃ち込んで金具で留めるだけか、建築金具を使って簡単に作るつもりです。

おそらくあまり丈夫につくろうとしたり、完全なものにするとできあがらないと思います。工作する時間はせいぜい10時間くらいで完成しないような作り方をすると、私の場合絶対に完成しなくなります。先週考えた方法をそのまま作るときっと30時間くらいかけても完成しないでしょう。カットとドリルで3時間くらい。採寸とケガキでもう3時間。微調整と金具つくりで2時間くらいで計8時間くらい。あと、ベストというか肩から提げるパーツは凝らなければ2時間。採寸に時間がかかるかもしれない。

設計はかなり省力化してます。アルミ引き抜き材の根本を支える部品を廃止して内側の材木に置換えたり、縦軸をアリ物の金具に置換えるなど工夫しています。ベストを常用せず、リュックにいれて必要に応じて出すようになると思うのです。そうなると、ある程度たためて小さくなるものになります。まるで救命胴衣のような本式のものでは手に余るのであくまで簡易版で作ります。

あと問題なのは、二の腕の長さ。そのへんは現物あわせでやってみます。

ようやく材料を並べてなんとか作れそうな気がしてきました。いままでは暗中模索するばかり。概要ができて、省力化して、ようやくここまでです。完成はいつになるやら。ちなみにスタビライザー本体のほうは一切手を付けてないという・・・まあ、そっちはアタマのなかではもう完成しているのと主要部品が使い回しなので始まったら5時間くらいで終わってしまうでしょう。完成といっても脳内三次元化モデルを使って部品を組み替えたり構造を変えたりしてます。構造上、カメラの重心を変えずに仰角、俯角をとる仕組みが載せられそうにないのが、いまのところ欠点であります。