ベストとレストアーム

いちおう、計画だけで現物はまだありません。

スイングアームを作る計画は何度か立ち上がりそのたびに頓挫してきました。軸に埋め込むベアリングのサイズを606zzという小径の中では大判のものを使う計画は毎回失敗します。

軸受けを埋め込む穴が17ミリと大きく、穴に合わせて材木を決めると幅15ミリの角材では足りず20ミリとなります。角材だけでスイングアームを作るとそれだけで大きくなりますから、完成寸法を想像するだけでうんざりして作るのをやめてしまうのです。海外の作例のように、アルミの角パイプでも構いませんが、ハリスさんの作例のようにパイプの中に毎回ベアリングホルダを自作して軸を埋め込むなんて芸当はできません。だって面倒なのだもの。

Microfilmmaker Magazine – Tips & Tricks – DIY Steadycam with Vest: Build Your Own Pro Steady Rig for Under $250, Pg. 1 of 11

アーム自体を木にしたほうが現実的だと思うのです。たしかにハリスさんの作るレストアームほど大きく作るなら、軸もベアリングにしたほうが良いでしょう。サイズはありませんがローラーブレード用のベアリングとありますから、私がデカイと嘆く606より更に一回りおおきな608でしょう。

ミニチュアベアリング ZZ(両側鋼板シールド形) 608ZZ

外径22ミリですから、穴を開けるだけで大変よ。家にパワーのあるボール盤とアルミの中に収める材木を正確に切るためのバンドソーでもあるなら別ですが、うちのローパワー卓上ボール盤と手ノコではとても真似できません。

そこで、軸をオイレス80にします。605って規格の小さいベアリングよりもたぶん、工作は簡単です。縦軸は金物を流用します。ベストを作るのが難題ですが、材料は小型のサーフボードを作ろうとして失敗してできた発泡ウレタンのボディボードと、リュックサックあたりを組み合わせようと考えています。とにかく形になれば御の字です。