グリップを1本復旧

むかし作ったユニバーザルジョイント付きのグリップを改修。グリップ自体は2本あります。

Aの短いほうからジョイントを外し

Bの長い方に載せ替え

マーリン風の後期はジョイントの上下にベアリングを取り付けていまして、上になるベアリング付きの軸が1個余っています。Aは三好のイモネジ付きジョイントなのでネジで軸から外します。

Bのグリップは長さが12センチほどで使いやすく、ただ、軸をなにかに流用して無くなっていたので15ミリの半ネジの両端をカットして新造します。Bの使いやすい方を生かすため、Aの方はつぶす感じで作業開始。

まずは半ネジの上端をカット。ネジの六角のアタマを落とします。断面を軽くパリ取りしてイモネジの当たる場所を幅の狭いヤスリで4ミリほど四角く平らにならします。イモネジは当たる部分が平面になるので強く固定できます。仮にネジが緩んでもネジがかかっていれば抜け落ちることはありません。

実際に取り付けるユニバーサルジョイントを合わせながら加工します。軸を深く入れすぎるとジョイントが傾いたときに肩が当りますから、肩が当たらない長さでイモネジが当たるよう四角く削る幅を調整します。

下端はナットを取り付けるため、半ネジのネジを残します。ただし、そのまま使うとネジが1センチほど余ってみっともないので余分な分はカット。組み付けたときに樹脂ナットの樹脂の部分が軸の下端と面一で揃えば完成です。十何本目かなので、定規を使わず現物合わせだけできれいに作れました。やはり加工の順番が重要で、うまく完成させるポイントを分った上で作ると適当な工作でも上手く作れます。軸は締めすぎると堅くなるのでちょうど良い加減に樹脂ナットを締めて使います。

使いやすいグリップが出来たのでこれで一台分何か作れそう。

ユニバーサルジョイントを外したグリップは分解せず、フォーク式ジンバルのグリップ側の軸になる予定です。全部塩ビなので強度に不安がのこりますが、アルミでつくるよりも肉厚な分がっしりとしてまして、ちょっと軽いかも。