よい単眼鏡の見分け方

うちはある時から観測用望遠鏡は双眼鏡をやめて単眼鏡を使うことにしてます。

単眼鏡もいろいろありまして、ミザールの安価なギャラリースコープは対物が20ミリでコーティングが単色のもので、屋内はともかく外に持ち出すとがっかりします。

ダハプリズム

普段使っているのは8×20の単眼鏡で国内生産なのですが輸出用のブランドなのでメーカーリンクが張れません。いま使っているモデルはモノタロウのカタログでみたら二万円を越えています。計測器のカタログコーナーに混ざって載ってるのはなんだか高い感じます。

構造ダハプリズムです。外から見て筒が単純に1本に見えるものです。ただの筒なので筒の口が向いている方向が簡単に分かります。形が単純ゆえに直感的に視界を導入できます。たとえば飛んでるジェット機を右目で見ながら左目で筒をのぞきながら望遠鏡の中に飛行機を入れるといった使い方ができます。

Z式の単眼鏡ではなかなかできませんし、双眼鏡は両目をふさがれるので片目導入が出来ません。

いま持っていないけれど、これはいいなおもうのはビクセンの単眼鏡です。三万円ほどします。対物レンズの大きさは20ミリから30ミリが妥当です。50ミリになると重くて、ダハプリズムで対物50ミリってモデルは少ないのでZ式となります。対物径は大きいほど偉いように感じますが、レンズのコーティングが良ければ30ミリ対物でも十分明るいのです。同じ焦点距離(F)なのに高いカメラレンズが明るく写ることに似ています。

倍率は高くすると暗くなりますから、6倍から8倍で我慢します。無意味なズーム式は論外です。高倍率にすると手ブレで使い物になりませんから低い望遠鏡のほうが実用的です。たしかに30倍ズームは細部を見るには魅力的ですが、フレームインした物を観察するには30倍では高すぎます。ピントを合わせる部品が滑らかに動くことも重要です。安価な物はグリスの選択を間違えて動きの渋くてこまります。

Z式

10x66BFD単眼鏡 / 一二三光学機械(株)アウトレット商品
これがZ式です。

対物径を大きくとると分解能力が上がってよく見えるようになります。ただ、↑のように10倍、対物径66ミリとなると手持ちでは扱いにくくなりますので三脚が必須です。慣れて居れば柱や壁に委託して使えますけれど、やっぱり8倍でも倍率は高く感じます。手ブレの問題を考えると、実視界が4とか5度ではなかなかに狭く、たとえば一般的なサッカー観戦などはちょっと難しいとおもいます。東京ドームコンサート向けです。

横から見たときに接眼レンズと対物レンズが一直線になっていないものをZ式といいます。このタイプは慣れないとレンズがどこを向いているのか分からなくなります。三脚前提の定点観測用には最適です。フィールドスコープ位大きいのにフィールドスコープのようには倍率が変えられませんから、鳥の人たちはあまり使いません。星の人も、あまり手を出さず、中途半端ではあります。

30ミリのZ式の単眼鏡が家にあった時期もあります。Z式だからこそリズムの抜けもよく描写も綺麗なのですが前述のようにから2センチずれた場所に接眼レンズが付いていますので、対物が向いている方向を直感で推測できず飛んでる飛行機をよく見逃すことがあります。鳥見とか星見には便利なのです。昔はZ式が好みだったのですが、いろいろ運用してみると30ミリ7倍前後の単眼鏡がいちばん使い勝手がよいことが分りました。

ハレースコープの続き きまぐれ日記 /ウェブリブログ
ハレースコープ。紙巻きタバコの紙で一儲けして光学機器の販売でバクチを打つなんざ粋です。

単眼鏡シリーズ|株式会社ビクセン/Vixen
カメラ屋にいくたびに触ってしまう小型のマルチモノキュラー4×12は、対物が12ミリと小さいのになかなかの描写力です。






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