クレイマー、クレイマーの映画を字幕で見直しても、メリルストリープの声の印象がのこってて池田昌子版で覚えているのできっとNHKの地上波を昔見たんだと思います。ダスティンホフマンが磯部勉で弁護士のおっちゃんが富田耕生だったはず。字幕でみると、もうべつに吹き替えじゃなくても面白いです。カメラワークにうっとりしてしまいます。「子はかすがい」みたいな話ですから、聞き取れるし。
スタッフロールを見ていたら、ドリーグリップという人がいました。この人は、ドリーすなわち台車を押す人。単純に押す係ってわけではなくて、レールの設置から撮影全般の責任を持つ仕事みたい。ほかにboomって書いてある人もいて、こっちはブームことカメラクレーンを使う係。
映画の撮影隊ってたいてい撮影監督なりカメラマンが全部操作するのではないかと考えてしまいがちですが、それは貧乏な日本映画の撮影隊が仕方なくそうしているだけで、本来特機は特機で専門職が居て、クレーンの上げ下げに台車の設置など専門ごとにキチンとにクレジットされるんですね。特別な機材を使う場合はドリーとか移動クレーンのほうが値段が高いので、ドリーの人がステディカムを使っていても表記はドリーになるみたい。たしかにその辺の助監督に台車を押させても上手く出来る気がしません。
クレイマークレイマーでフレンチトーストを作るシーンは上手くなるまでを一日で撮影したと聴いたことがあります。怪我したビリーを抱えて病院まで走るシーンは、どうやって撮影したのでしょう。DVDはメイキングが付いているらしい。
ネストール・アルメンドロス – Wikipedia
アカデミー撮影賞受賞カメラマン。
Dolly grip – Wikipedia, the free encyclopedia
Stabilizer News – Have you seen any Steadicam action lately?