カメラ台を元に戻し下板を延長

映画が芸術だと思った途端になにも撮影ができなくなりました。と言うのは対外的な言い訳で現実には外が暑くてカメラを持ち出す気になれないのです。

フォーク式のカメラマウントが完成したのでテストを繰り返してきました。なかなか便利な仕組みです。ただ、重量増加が以前のコンパネ一枚に比べて優に100グラム以上は増えています。反対側のオモリも増えましたので、私が持てる重さをわずかに越えてしまいました。差分はわずかでも、一線を越えると使いたくなくなるほどに重く感じます。

使いにくくて使わないと困るので、最初の設計通りにもどしました。鉄と板の組み合わせをはずし、およそ食パン一枚の大きさのコンパネと入れ替えます。部品が大きく減りましたので、急に使いやすくなりました。

ジンバルの軸は3方向にあります。それぞれベアリングが入っています。水平面にある2つの軸はネジ止めですが、縦軸は木の丸棒を圧入して固定しています。中心軸の材木にペンキを塗って真夏のベランダに2日置きました。軸の直径が半ミリ痩せてしまい、軸とベアリングの間にガタがでました。太陽の力は偉大です。ガタは困るのでベアリングを下から保持するパーツを追加しました。

下の板をいまの40センチからわずかに長くしました。板の面積も広く取ったのでワッシャではなく板の自重でカメラが自立します。下の板の長さは、使って体がぶつからない長さのうち最大値をとるようにしています。体の横で構えるか、正面で構えるかは人に因って違います。使う人の体とカメラ装置の扱いから、機材側の長さが決まります。

今年前半は横で構えていたので、比較的長い板を下に付けていました。今は正面で構えるようになり、その都合に合わせて板の永さを決めています。正面で構えた方が顔の前にモニターが来ますからカメラスタビライザーの操作が簡単になります。その一方、板の後ろ端と下腹をぶつけるので気を遣います。その分だけすこし扱いにくくなります。