好きなものだけ食べていたい

歳をとると細かいことがどうでも良くなる。いや、歳を取る前からどうでも良かった。自分に関係ないことは気にせず生きている。だから知らないことは知らないまま。

自分と関係ないのに気になることは勝手に調べて本を読んで考える。だから余計なことを知っている。自分でもどうしてこんなことを思いつくのかときどき分らなくなる。

たぶん、外にあることよりも中にあることのほうを重く見るからだ。内面のほうを重視しすぎるのかもしれない。映画を観るのが面倒になって、ワンショットみればいいような気がしてきた。

唐突に、マドカマギカのほむらが頭にワルサーP-5を押しつけて引き金を引こうとするGIFアニメをどこかでみたら、ダブルアクションのオートマチックハンドガンのハンマーを起こしてフルコックにしてました。問題は引き金がダブルアクションの引きしろであること。フルコックのハンドガンであれば引き金はダブルアクションのときより30度ほど予め引かれた位置で停止するのだが、まちがってました。

ああこれは原画が女の人なんだろうなあと。いちばんエライ原画がコンテを切ってて、同時に原画も描いているはずでそこが全部女子ならばフルコックでダブルアクションの作画ができあがるでしょう。映画のほんの一部で全体の影響はちいさいけど。撮影は男のはずで、ちょっとでもそういうのが分る人がどこかに居れば止めると思うんですけどね。通っちゃうのね。

マッドマックス怒りのデスロードはもうすでにブルーレイが出るそうな。早すぎ。これでは再録音の時間がない。心理的な距離がちょっと遠くなっりつつある。脂っこくて埃まみれのアクションを見るのに歳をとりすぎ。

ヒッチコックの映画とか、マイケルケインが出てくる映画がみたい。マイケルケインは映画の話が来たら基本断らないので、いろんな映画にでてます。

あと基本羽佐間道夫吹替えの何か。警察24時をある時期熱心に見ていたのですが、アレもやっぱり若さと関係があるのかもしれない。いま、どうでもよくて。関心が薄くなったのはきっとナレーションのベテランが欠けてきたせい。

槇大介、羽佐間道夫、田中信夫、内海賢二、ときどき矢島正雄の安定した時期がありました。いまは若手に入替わり、見る張り合いがない。世界まる見えテレビ特捜部も、ある時制作費をケチって楠田絵里子を切ったあたりで見なくなりました。海外ドキュメントのナレーションが誰なのかって重要。以前は演出するひとがちゃんといたのに、いまはアイムかどこかに丸投げっぽい。

あ、明日鳥人間コンテストだ。よみうりテレビの編集が嫌いなのでみないかも。滑空機は好きなんですが人力が飛びすぎて飽きる。あとよみうりテレビの演出がなんかこう、苦手なんです。

さて、そうやってテレビから離れて本もろくによまず、一瞬のGIFアニメに文句を言っている私がいまなにを熱心に考えているかというと、大部分が考え事に費やされています。考え事が自由にできるのって幸せ。思想の自由ってやつね。