2017年の抱負

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

2017年の目標は、新し趣味を見つけること。それがなにかは皆目見当が付きませんけれど、たぶん地味にコツコツと一人でできる何か。

スポーツではない。投資でもなく、他人からみていままで以上に分りにくい何かになることでしょう。

きっと文系の趣味です。具体的になにかわからないけれど、いままで通り何か作ることになるでしょう。

ただ、作ることだけが決っていて具体的に何をつくるのか決っていない点が自分でも不思議です。

2016年の後半は読書傾向が変りました。なぜか分りませんが、冬から春にかけてあずまひでお先生の日記を数冊繰返し読んでまして、春先にたまたま中原中也のお母さんの聞き書きというものを読んで。「日記文学」の延長で大岡昇平の「成城だより」を読んで、中高以来疎遠だった「戦後文学」に親近感を覚えました、と書くと優等生の答案になります。

吉本隆明と埴谷雄高と大岡昇平の喧嘩ってのがありまして、あれが何だったのか分って、ワタクシの知的好奇心は満足したのでございます。

それで、読書をしない夏が過ぎて、ガラにもなく「ユリイカ」バックナンバーを取り寄せて今に至ります。

2016年に見た映画は「シン・ゴジラ」のみ。読んで感心した本は全裸監督なので、あまり文学のニオイはしません。

2017年はまた機会があれば映像をつくろうと思っておりますが、やってみるとひどく難しいことが分りましたので準備に半年くらい時間がかかるかもしれません。とても冬コミなど行こうとは思いませんし、夏コミも行かないでしょう。人混みが苦手。

何かを作ろうと気持ちだけはあるのですが、一体なにができあがるのかは深い霧の中です。

ひとつの道筋が見えれば良いのですが、いまの状態で言えるのは、たぶん「絵手紙」ではないことだけは確実で、同時に絵を描くのとはちょいと違います。かといって文章を書くことなのかと問われれば頭の上に大きなハテナマークが浮かび上がりますから、動画なのかもしれない。

自分のことなのに「かもしれない」と言う程度に腹が決っておりません。

結果的に手元に講談社文芸文庫と古いユリイカが数冊。

ほしいものはオリンパスのレンズとカメラ。